2019年06月09日

周辺機器について・他

ミニプラグの変換ユニットを作った。

IMG_9192.JPG

あと、Hirose6p版が必ず必要になるが、こちらは電源入力とセットになるので、サイズは1590B辺りが妥当か。 

トランスの内装はサービス上の問題が生じるので、外部電源を使うのは規定事項だが、海外の場合220Vのアナログトランスの調達が難しく、この手の製品を組み合わせることになる。

ifi_audio_0306007_9v_ipower_9v_for_usb_1472146516_1275642.jpg
posted by Yasuski at 18:32| LaVoixski

キャリブレーションについて

オシレーターのキャリブレーションを行う過程で、無用な混乱が誘発される要因が判明しつつある。

オフセット値をEEPROMに登録する過程がそれで、記録を行わない仕様にコードを改変した。 設定を間違えてイレギュラーなオフセット値を印加する危険を事前に回避する策だ。

その他の機構はほぼ同じで、オシレーターのチューニングを直接モニターする機能はそのまま残している。 

現在オフセットには暫定値として21500を充てているが、

WS001859.JPG

キャリブレーションを行った場合の実測時の値は24000~26000で、

WS001856.JPG

WS001858.JPG

その差分が大凡3000以上あるのが不安要素となっている。 

いまのところ問題はなさそうだが、運用試験を行いながら最適値を探っていくことになるだろう。
posted by Yasuski at 18:17| LaVoixski

2019年06月08日

PurpleとVioletの発色の違いを考える

「これ以上むやみにハードをいじらない」という宣言を早々に撤回した形になってしまうが、手持ちの1/2号機の赤味が強過ぎるLEDの輝度を調整した。 視認性の向上だけではなく、実際に赤が焼き切れてしまった事例から、早めの手当が必要との判断でもある。

作業の内容は、電流を調整して赤の輝度を抑えつつ、不足気味だった青の輝度を上げるため、LEDにシリーズ接続している抵抗値を従来の390Ωから赤1kΩ/青150Ωに変更しつつ、Orange/Lavenderのラインに設置している抵抗に追加していたバイパス抵抗(かつて色味の調整のために追加していた)を除去する。 

IMG_9189.JPG

厳密な最適値はまともな実験プラントを作って割出す必要がある(ブレッドボードでは誤差が大きくなってしまう)が、以前にも言及したようにLEDの順方向電圧はバラつきが大きく、最終的には現物合わせが必要になってしまうだろう。

実際、1号と2号には全く同じ抵抗値を設定しているにもかかわらず、PurpleとViolet(Lavender)の色味の誤差が激しい。Violetの発色には抵抗の代わりにダイオードの順方向電圧を利用した降圧を行って色味の調整を行っているが、Violetの発色に抵抗値を最適化すると閾値の競合が発生してPurpleの赤味が勝ってしまう現象が発生する。 

個体差によっては気にならないレベルの発色になる場合もあるが、変動幅が大き過ぎるために予測は難しい。 製作の効率を上げるために最大公約数的な調整のメソッドを確立したいところだ。
posted by Yasuski at 09:53| AudioElectronics

2019年06月07日

MuteIndicatorの増設

Chopping Arpeggiatorにインジケーターを追加した。



フレーズのミュートを、下段ノブのLEDがヴァイオレット色で表示する仕掛け。 

WS001857.JPG

MuteSwitchのNormalモード、ArpPtn、ArpSpd、ArpNotesの各パラメーターを選択した時に表示が行われる。

Choppingモードの動作情況がイマイチ解り辛かったのが、これで解決。
posted by Yasuski at 19:50| LaVoixski

2019年06月06日

1455K120ヴァージョンの製作

ファームを書き換えて通電したシングルボード版のLEDの発色が真っ白になった。 LED真っ白はMCU死亡の象徴なので、心臓に悪い。 

この症状は明らかにポート・アサインを間違えているので、やり直し。 一応パターンの循環を確認できているので、MCUは死亡していないものと思われる。 アップロードしたコードを調べると、ONとOFFが逆転していた。 これは、MCUにLEDを直結していた試作ゼロ号機の名残なので、コードを修正した後、早々にファームを書き換えた。 

IMG_9174.JPG

その後も1455K120版の調整を継続しているが、次々に発生する問題に困惑している。

まずLEDの輝度設定が難しい。 Lavenderの赤味が強いので、抵抗値を修正する必要があるのだが、どうやっても赤味が勝ってしまう。 これは、電流の逆流防止&電圧降下用にシリーズ接続しているダイオードの順方向電圧のバラつきとの兼ね合いもあり、抵抗値の調整では対応しきれない。 また、抵抗値を探っている間に上側ノブの「オレンジ」が常時点灯状態になってしまった。 いきなり、ラッチアップが発生した理由がわからない。

次に、リファレンス側オシレーターの周波数が調整できない。これも原因は不明だが、VRTが死んだか、その周辺回路に短絡が発生している可能性がある。

筐体の違いで発生する発振周波数の変動値は結構大きいが、今回の大きなズレは取付方法が倒立してしまった(ID-292はフロントパネルが取り外し式)ことが最大の原因だろう。

IMG_9175.JPG

調整後には、また例のオシレーターのシャックリ現象が発生しているが、試運転キット3号機の経験でボディーアースを採ることで回避できたことから、アンテナ周りのグランド電位が不安定なことが原因と推測していたが、

IMG_9177.JPG

これがどうも完全な正解とはいえず、キャリブレーションによってオフセットを設定した後にようやくシャックリの発生を完全に抑えこむことが出来た。

オフセット値のミスマッチが原因でノイズが発生するので大凡の中心値を探る必要があるが、今まで行ったキャリブレーションの実績から20000+程度が最適値と思われる。

WS001856.JPG

結局、シャックリの原因はカウンタのオーヴァーレンジによって発生する不連続なデータによるものと結論しているが、オシレーターの動作を安定させるためにグランド周りの手当を徹底しておく。

IMG_9178.JPG

オレンジが常時点灯してしまうトラブルは、ロータリーエンコーダーの台座とLED回路の電流制限&逆流防止用に挿入したダイオードの脚が干渉することが原因だった。

心配していたMCU基板の断線は発生していなかった模様。

IMG_9179.JPG

試行錯誤の結果、赤色の抵抗値は1K程度/緑色は560Ω/青色は200Ω辺りが最適値と結論しているが、LEDは個体差が大きく、事前に順方向電圧を測定して値を微調整しなければならない。

IMG_9180.JPG

LEDの点滅に伴うピッチのゆらぎは再現しておらず、まずは一安心。



IMG_9185.JPG

IMG_9181.JPG
posted by Yasuski at 13:18| LaVoixski

2019年06月03日

放熱の問題

連続通電4時間あまり経ったケースの温度がほんのりと温かい=39℃程度と思われるので、室温プラス9℃程度ということになるのだろうか。

IMG_9153.JPG

問題は、ケースに放熱板を直結してはいない点にあって、デバイスの表面温度が50℃近くなっている可能性がある。

IMG_9151.JPG

半導体デバイスの温度管理の不備は故障と直結するのだが、表面実装部品において基板のメッシュを使って放熱できない現状は空冷を期待するしかなく、その場合に密閉ケースという仕様を選択するのは論外だろう。

ということで、バックパネルを取り外して再度通電試験を行っているが、ボディーの加熱はほぼ無くなった。

IMG_9155.JPG

ただ、試運転パックの仕様としてバックパネルを開放する構造は少々心配なので、バックパネルに大穴を開ける等、現実的な放熱の手段を考えることにする。

IMG_9169.JPG

IMG_9164.JPG

追記:

2時間弱通電中の3号機が再起動してしまった。 MCUに加熱によるリセットが行われた模様。 2階は日中室温がかなり高めになるが、今日あたりの気温が放熱器を導入しない場合の使用限界と思われる。

ということで、夏場を凌ぐためにMCUの放熱が必須となった。

追記2:

結局、放熱器を取り付けても空気の出口が必要になるので、とりあえず孔を開けまくった。

IMG_9172.JPG

ケース上面に熱気が滞留しないようにしたつもりだが、自然対流でどこまで冷やせるか、これから実験を行う。
posted by Yasuski at 22:04| LaVoixski

2019年06月02日

試運転パック(3号機)の収納メソッド・7ステップ

ケースはMGの弾薬箱。米軍のとは違って、横方向の強度が見掛け倒しなのは、いかにもドイツっぽい。

IMG_9150.JPG

IMG_9149.JPG

IMG_9148.JPG

IMG_9147.JPG

IMG_9146.JPG

IMG_9144.JPG

IMG_9143.JPG

パーツは隙間なくビシっと収まるが、収納には少々コツが要るかもしれない。
posted by Yasuski at 22:09| LaVoixski

試運転パック/試作3号機の不調を調査する続き

まず、DAC基板のグランドを、3.5mmジャックのグランドを間違えて繋げていた事が発覚した。 ジャックのスリーブがケースグランドから浮いているので音は出ていたのだが、当たり前におかしなことになる。

次に、周波数が妙に変動するオシレーターのグランド周りを調べたが、一番怪し気なTNCコネクタ周りに関しては既に対策済みだった。 

で、試しに電源をオシレーター基板に直結しようと基板の電源端子を確認したところ、何故かグランドが浮いているのを発見。

結局、またもや端子の天麩羅ハンダを発見してしまうことになったワケだが、回路が別ルートでグランド・ラインに繋がってはいたものの、接続が不安定で動作に支障が出ていたことが判った。

ついでに、厳密には動作が保証されないNOSなトランジスタ・ペアを最新の製品と交換しておいた。

この件でハッキリしたことは、例え単なるインターフェイスとしてオシレーターの差分を拾う仕組みであっても、オシレーターそのものの安定度(波形のシェイプを含めた)はデジタルな出音に対しても大いに影響を与えるということだった。

基板を組み直した後は全てが問題なく動作している。 試運転パックはより堅牢に造る必要があるので、これから連日の通電試験を行っていく予定。
posted by Yasuski at 22:04| LaVoixski

DACの転送スピードの限界(追試)

試奏キット(3号機)のDACの調子が悪く、ノイズが無視できないレベルで出力に乗ってくる。 

原因をDAC周りの変更と捉えるのが素直な解釈なので、取り除いていたNOPを戻すことになった。

結果、ノイズは消滅したが、不具合の原因はチップのロットによる(Suffixの可能性も)動作限界の違い、もしくは配線の取り回しと思われる。 

ちなみに、1号/2号は問題なく動いているが、搭載しているのは共に75mm規格のDACボードで、仕様はほぼ同じ。 

残るは、ID-292用のシングルボードの反応だが、こちらの配線は最短距離なので、もしもこれが正常に動かなかった場合、原因はチップによるものと判定してもよいだろう。

ということで、この件は追試が必要になってきた。
posted by Yasuski at 08:46| LaVoixski

2019年06月01日

choppingArpeggiator

Arpeggiatorのコードを再確認する過程で、Arpeggiatorにミュート機能を付加したアドレスの存在を失念していたことに気付いた。

ので、早速これをEnvelopeControlに応用することを思い付き、実装を始めた。

WS001852.JPG

Arpeggiatorのフレーズを格納したメモリーのアドレス#17から#20は、元々フレーズを任意のタイミングでミュートするために準備していたのだが、ミュートを行う手法が「ピッチの値に”0”を割り当てる」という野蛮な方法だったために、クリック音が大きくなり過ぎて実用不可と判断、そのまま放置していた経過があった。

WS001850.JPG

今回行った作業は、休符にあたる「@=ゼロ」を感知した時点で、LFO用に製作したミュート機構が起動するようにコードを改変することで、機能単体ではクリック音の発生を軽減しつつ確実に動作させることが出来た。

WS001849.JPG

問題はLFOモードとの共存で、条件分岐の設定を行うと何故か片方の機能が動作不能に陥ってしまう現象に悩まされることになった。

解決法を試行錯誤した結果、if構文の最初の段階で大まかな条件分岐をネストし、分岐の内部で更に条件を判断するという手法を採ることになった。 優先順位はLFOが優位で、ノーマル/ピッチベンドモード選択時にchoppingArpeggiatorの作動が可能としている。

WS001851.JPG 

Arpeggiatorのミュート機能はArpeggiatorのフレーズ選択アドレス#17~#20を選択すると自動的に機能がアクティヴェートされる。 

休符を含んだテクストファイルは以下のように記述する。

WS001853.JPG

後ほど画像をアップロードする予定だが、撮影の過程でなかなかに面白い効果が得られることが判明した一方、フレーズを仕込む段階から構想を練る必要性を実感させられた。
posted by Yasuski at 18:21| LaVoixski