2018年05月20日

Open.Theremin@テストベッドに基板を移植するも断線が疑われる

基板を移植後に、MCUを搭載しない状態でテストベッド用の基板を装着してみたが、

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WCKをアサインしているはずの端子に信号が上がってこない。

Screen Shot 2018-05-20 at 20.34.58.png

信号ポートのch0/1にディテクターアウト、ch2にWCKをアサインしている筈なのだが、、、。

断線の可能性が高いので、再度バラして道通をチェックすることになった。

追記:


FPGAから出力されるクロックソースは、MCUからの起動信号("H"で起動)が必要なことを失念していた。確か、前にも別基盤で勘違いをやらかした記憶があるが、確認したところ端子の断線も無くひとまず問題は解決した模様。
posted by Yasuski at 21:06| open.Theremin

2018年05月19日

Open.Theremin@今更ながら回路の配線ミスを発見する

基板設計時の思惑を忘れてポカをやってる案件がまたもや発覚した。

リファレンス側のオシレーターを使ってディテクターとして使用するD-FFのクロックをチョッピングしているのを忘れて、そこにアンテナを繋ぐという無茶をやらかしていた。

実験の結果、10回転VRを用いてもチューニングのスイートスポットが狭い感触だった。 製品化する場合はクリティカルなポイントを探した後に上下の変化幅を調整することになるが、機械的な構造によって調整幅に影響が出ることになりそうだ。

ロータリーエンコーダーの切替え機構の不備もそうだが、異なるプラットフォームのために設計した基板の機能を切り貼りしてたのが仇になってる感じ。

試しにリファレンスとアンテナに対応するオシレーターを入れ替えてみたが、これが何故かメタメタな波形で使いものにならない。 

原因はアンテナ端子の接続ポイントを間違えるという凡ミスだったが、全てのVari-Cap駆動系オシレーターの配線をミスっているので、既存の基板には修正が必要。

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修正箇所はプリントパターンを2箇所ルーターで削って、コイルとアンテナ端子を接続するだけ。 リファレンス側にはアンテナを繋がないので、問題は発生しない。

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誤配線を修正後、正常な発振を確認した。 

posted by Yasuski at 16:13| open.Theremin

2018年05月18日

Open.Theremin@Vari-Cap調整用のVRを装着したケースに基板を移し替える

MCUの死亡を機にデジタル信号検証用に作ったトリマー用のVRを実装した筐体に基板を移し替え、素の状態でオシレーターの再チューニングを行うことにした。 予想通りリファレンス側の周波数が高めに出ていたので、これを下げる方向で再調整を行うことになる。

今回は再分解の手間が掛かってしまうが、予め基板裏にコンデンサーの時定数を調整するためのポートを設定しておけば、リード付きのコンデンサーを取り替えて気軽にチューニングを行える。 該当するSMDコンデンサーのランドには予めリード線用のスルーホールを設置してあるので、基板裏側のランドに丸ピンタイプのソケットを追加する。

一連の不毛な作業で思わぬ寄り道をしてしまったが、ここは一旦仕切り直してMCUが未実装な状態でアナログ側のチューニングに臨むのが正解だろう。
posted by Yasuski at 23:35| open.Theremin

Open.Theremin@またもやMCUをぶっ壊してしまう

テルミンの筐体を乗り換える前に、MCUに内装されているDACのコントロールを暫定的に復活させて、オシレーターの可動域を再チェックすることにした。

とりあえず、リファレンス側の周波数が修正されたが、肝心のロータリーエンコーダーが動作不良っぽく、トリムが全く効かない。

マイコン独立で動作確認したところ、ロータリーエンコーダーの機能は生きているようだ。電源を並立駆動させてMCUを飛ばす不手際を再度やらかさないようにしなければならないが、LEDの点灯には外部電源が必要なのとMCKの供給がFPGA経由なのでクロックを噛ませた状態でソフトウエアの検証を行えない。

で、外部電源とUSB経由のプログラミング&シリアル通信でソフトウエアの状態を監視する作業を半日やってみたが、先ほどまたもやMCUをぶっ壊してしまって今日の作業は終了。 どうもTeensyはMacと相性が悪いのではないかという疑惑が頭をもたげてくる。

今日明らかになった問題点はキャリブレーションモードに入れない状況で、モードの切替が出来ないために、チューニングが一切効かなくなるという重篤な状態なのだが、MCUがRGBエンコーダーのクリックを受付けなくなった矢先にご逝去されたという状況がヒントになるかもしれない。 つまりプログラム単体ではなくハード由来のバグの可能性をも示唆しているのだが、現時点では有効な解決策が見えてこない。

ちなみに、RGBエンコーダーの機能を切り替える条件判定の部分でstatusを読んでいたが、ここでプログラミングをミスっていることが判明。 modeを読んで条件分岐を行わないとpotは切り替わらないのだが、この部分では本来は追加したキャリブレーション専用のスイッチを押してチューンを行うつもりだったことを思い出した。
posted by Yasuski at 01:02| open.Theremin

2018年05月17日

Open.Theremin@スケッチを専用基板に対応させる

昨晩からスケッチの精査を開始しているが、まずはプッシュスイッチの状態を判定するために設定した時定数にミスが発覚、これを修正する。

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次に、ロータリーエンコーダの2面設定を廃止し、単純化を行った。 以降、キャリブレーションは純アナログ方式で行うことになる。

WS001266.JPG

続けてコードの検討を行っていくと、Wavetableの参照後にローカルで音源のミックスを行っている箇所が怪しい。 ローカルの音声処理は、後々のことを考えて24bit幅に統一することが望ましい。 中間出力のデータはノーマル系とサチュレート系の処理を個別に行っておく。

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ミックス時の非線形リミッターは16bit幅から24bit幅に処理幅を広げているが、最終的にはこれをDACに合わせてbitshiftを行い辻褄を合わせる。 こちらも、サチュレート系の音声は分離して処理を行っている。

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その後、ソフトウエアをMCUに書き込んで通電したところ、無事キャリブレーションモードに入ることが出来た。

ただ、DACへの電圧供給を止めた影響でリファレンス側のオシレーターに周波数変動が発生してしまった。 ここでアンテナ側のチューンをやり直してもVRTを接続した時点で調整が無効になりそうなので、VRTが装着された別のシャシに回路を積み替えてチューンを行ったほうが良いだろう。

posted by Yasuski at 06:46| open.Theremin

2018年05月12日

Open.Theremin@アンテナ接続時の周波数変動を調べる

アンテナ接続・アリ/ナシの比較を行った。

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Pitch側が約14kHz、Volume側が約10kHz周波数がダウンするようだ。

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未だにこのオシレーターの特性をよく判っていないのだが、過渡的な変化を追う限り、アナログ的な用法(直に音を拾う)には向かない印象がある。 スイートスポットでリニアな部分を拾って制御信号に変換するイメージ。 LのQが高いのはダメというのが通説なのだが、SMD系でQの低いコイルは存在するのだろうか?

ハニカム巻きコイルの実装は不可能ではないが、ケースを選ぶのと、相互干渉が問題になりそうだ。

今回行った測定で得られた諸々の周波数変動をまとめると、

1)アンテナ接続時の変動がPitchが14kHz / Volumeが10kHz 
2)TrimCapによる可変域が6~7kHz 
3)Vari-Capの可変域が約10kHz

というリザルトが得られた。

アンテナの長さはPitch/Volume共に50cmだが、アンテナのシェイプの違いが原因で変動値に差が出たと思われる。
posted by Yasuski at 12:25| open.Theremin

Open.Theremin@VariCapに直接コントロール電圧を入力して周波数の変化を観測する

VolumeAnt側のリファレンス用オシレーターのVariCapに直接コントロール電圧を入力して周波数の変化を観測した。

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制御電圧は0~3.3Vのフルスケールで大凡10kHzの変化幅が得られるようだ。



周波数の変化は大雑把に468kHzから478kHzだったので、アンテナ側はマージンを考えて、非接触時に473kHz辺りの周波数になるようにCの修正を行えばよいだろう。

実際に部品の展開を観た感じでは、リファレンス側の周波数を下げる方向で考えたほうが良いかもしれない。

ついでにPitch側の周波数を修正したが、更にVolumeの下側までLの定数を増やして再調整すべきだろう。



Antenna側のオシレーターに装着されたTrimCapを操作して、周波数の変化幅を測定した。

0~8pFのスケールで実測値7kHz/実効値6kHzといったところ。

このオシレーターに使用した部品の組み合わせでは、1pF辺り800Hz+の変化が得られるようだ。



計測の結果、Volume側がAnt接続側を32kHzアップ=-40pF、Pitch側がAnt側を27kHzダウン=+34pFする必要あり。

周波数は、この辺のCの時定数をいじって調整することになるが、Cの値を減らす方に手間が掛かってしまう。

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C5を100pFに減らして、C2で調整 & C25に33pFを追加といった形になるか。
posted by Yasuski at 03:27| open.Theremin

2018年05月07日

Open.Theremin@AnalogDiscovery2で出力波形を観測する

オシレーターの出力周波数をスペクトラム・アナライザで計測した。

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Volumeオシレーターの周波数はリファレンス側が高く、、、

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Pitchオシレーターはアンテナ側が高いことが判明した。 

PitchオシレータではLの並列化を行って発振周波数の調整を行ってみたが、周波数が高過ぎる結果となった。

Lを直列にするかCの値を増やして発振周波数を250kHz前後にシフトした方が良いだろう。

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ディテクターに相当するD-FFによる差分をPWMに変換する回路は正常に動作している模様。

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予備のSCKアウトはロジックレベルを5Vに変換した後の波形を観測したが、波形の鈍りが酷く、バッファアンプの追加が必要。

キャリブレーション・モードに入れない問題はMCUを解析モードに設定してシリアルデータを観測しなければ解決しない雰囲気だが、キャリブレーションという行為自体の必然性に疑問が生じてきているので、純アナログ的なチューニング方法に転換することを考えたほうが良さそうだ。
posted by Yasuski at 07:57| open.Theremin

2018年04月30日

Open.Theremin@オシレーターの不具合等に対応する

新たに動作検証用の筐体を準備して、基本回路を構成する基板を移植した。

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LEDの不調は、プルダウン抵抗の実装を忘れていたためだった。LEDのアサインミスは、Eagleの回路図を確認して解決。 その後、キャリブレーションモードに何故か入れない問題が発覚しているが、最大の問題はオシレーターの動作不良だ。

まず、VariCapで構成されている方の回路の発振を観測したところ、こちらは問題無さそう。

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次に、コンヴェンショナルなLC回路で構成されたAntena接続側のオシレーターを検査したところ、マトモに発振していないようだ。 Pitch/Volume両方の動作がおかしいことから、回路設計上のミスが考えられる。

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旧型のオリジナル回路では問題が発生していなかったことから、新たに追加したコンデンサ周りが怪しいということで、C32/C40を短絡させてみることにした。

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回路の短絡にはお手軽にハンダを使ってみたが、この手当で問題は無さそうだ。

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対策の結果発振が確認できたので、次のステップはアンテナを繋いでチューニングを行うことになる。

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残念ながら現時点ではキャリブレーションに入れない問題が解決していないが、処理のタイミングを仕切るWCKは問題なく入力されている模様。

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posted by Yasuski at 23:04| open.Theremin

2018年04月01日

OpenTheremin@シングルボード版実験機の製作その2

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ひとまず、主要な配線をほぼ完了出来た。

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新たに追加した10pコネクタは、adat関連の端子と電源・音声ラインを引き出している。 

DipSoketを流用したSILの端子は、6pinの出力コネクタに接続されている。

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バックパネルを取り外した状態。 分解の際には予めアンテナ端子をサイド・パネルから取り外しておく。

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14pinのICソケットの片側のSILをコネクタに流用している。使用しているのは6端子のみ。

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到着が遅れていたアングルの付いたUSB/MicroケーブルをTeensyに装着しておく。

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Pitch側の周波数を調整するための多回転VRポット。アンテナとの干渉を避けて、筐体下部側に設置している。

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追加した10pコネクタ。 接続は、
1)data  2)+5V
3)bias  4)GND
5)audio01 6)audio02
7)GND   8)Vin
9)NC   10)GND
となっている。

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こちら側のスロットに、アドオンのDAC基板を挿入する予定。

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Volume側の調整用多回転VRポット。こちらもアンテナとの干渉を出来るだけ避けられるように装着位置をケース上面にしている。

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今回は基板取り外しの便を考えて、アンテナ端子とオシレーターの接続にSMB端子を使用した。
posted by Yasuski at 07:38| open.Theremin

2018年02月26日

OpenTheremin@シングルボード版実験機の製作

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コネクター類と内装基板を仮実装した状態。 筐体上面側にも下側の多回転VRポットと同じものが装着される。 VRポットは下側がPitch/上側がVolumeの微調整を担当する。 シャフトはプラスティック製で可能な限りアンテナへの影響が出にくい位置に実装している。

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結局、本来のバックパネルが装着される位置までターミナル基板が差し込まれるスロットの階層を後退させることになった。 この改装の影響でリザーブしていた追加実装用のスペースが1ライン分タイトになってしまった。

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横側のSILソケットを使った端子はケース側面とのクリアランスが厳しく、改良が必要。

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今回の内部アンテナ端子の接続にはSMBを使用する。

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タイトな実装状況故に掛かる負担が大きくなることが予想されるので、コネクターの断線には特に注意する必要がある。

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現状では広すぎるLPFの定数を是正するために、DACのフィルターを構成するRの値を変更する予定。

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このように、基板を装着するスロットをバックパネルが本来装着される位置まで後退させている。

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これで、基板内部のスペースに余裕ができた。

posted by Yasuski at 20:16| open.Theremin

2018年02月24日

OpenTheremin@データライン分岐ポイントの実装

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バックパネル上に予備CH用DAC関連のパーツを実装した。

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MCUにDIPソケット2個分の下駄を履かせることになった結果、バックパネルとのクリアランスがギリギリになってしまった。

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2階建てにしたDIPソケットの側面から、SILの端子を取り出している。

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当初予想していたよりも基板とのクリアランスの確保が厳しくなったために、DIPソケットをもう一個積み増すことになった。
posted by Yasuski at 16:22| open.Theremin

2018年02月22日

2018年02月20日

OpenTheremin@ロジック・アナライザが接続できる開発用筐体の製作

ロジック・アナライザ対応の筐体を製作中。 配線は直付が理想だが、基板裏にSILのコネクタを配置するのが妥当と思われる。

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横幅160mmの筐体に取り付けたロジック・アナライザ接続用のバックパネル。 リボンケーブルを基板の両端に取り付けて、組立・分解時のサービス性を向上させている。 ロジック・アナライザとの接続には、丸ピンのブレッドボード用配線材を中継線として使用する。

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回路の動作を確認するロジック・アナライザには、AnalogDiscovery2を使用する。 コンパクトな筐体は取り回しが良さそうだが、デザインは余り好みではない。

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MacOS/Sierraからkextをインストール後にセキュリティーの承認が必要なことを失念していたために、Macbookへの接続に手間取ることになった。 画像はアナログ信号の差動入力を確認しているところ。

信号を取り出す端子は、DIL48pの裏側にSILの丸ピンコネクタを外側に向けて配置すると良さそうだ。

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リボンケーブルの先端に丸ピンをハンダ付けして接続用のコネクタを製作する。 堅牢さを確保するためには24pのDILソケットを分解してSIL24pに加工すればよいだろう。

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基板裏面の参照図。 安全のためDILのソケット上に電源関連の接続を行わないが、リボンケーブルまでの引き出しは行ってラインを確保する予定。

card9b_rev1.png

posted by Yasuski at 11:18| open.Theremin

2018年02月13日

OpenTheremin@基板を組み始める

ゆるりとテルミンの基板を組み始めているが、手組みが出来るSMDのサイズ0402は限界だった。 作業の効率を考えると、やはり0603辺りを選ぶのが正解に思える。

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左側のランドは1206サイズ用。 手前の黒い抵抗が0603サイズ。

流石にランドパターンは0603で設計しているのだけれど、今回も在庫の関係で0402を無理やり使うことになった。 コンデンサーは対応できる部品が揃っているが、存在していた筈のSMD抵抗の在庫が消失している。 で、仕方なく基板を組みながらジャンクパーツを漁っていたところ、0603サイズの抵抗を掘り出したのでこれを配置してみたが、やはり段違いに遣い勝手が良い。

こちらの基板は0805が最小サイズの部品。

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SMDの中では左銀色のパーツ、水晶発振器の取り付けが一番難しい。 下のPLL分周ICと組んでオーディオクロックを生成しているパート。

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今回組んでいたFPGA周辺の実装面。 右が信号処理のみを行うピギーバック版、左はオシレーターを搭載したシングルボード仕様の基板。 何れのパーツも製作を失敗した基板からサルベージしたものなので、パーツを全組みする前に稼働試験を行う必要あり。

部品のサイズを検討すると、普段から多用している1206は実装密度が低く、オシレーターなどを組む場合は相互干渉の問題が気になってくる。 作業効率は落ちるものの、回路をコンパクトに組める0805/0603系列で基板のデザインをやり直したほうが良いかもしれない。
posted by Yasuski at 17:52| open.Theremin

2018年02月10日

OpenTheremin@試作用筐体の製作

そろそろワンボード型テルミンの開発を本格化したいので、動作検証用バラック筐体の仕様を決めなければならない。

ケースには、1455K1201BK を使用する。

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筐体は少し横に長い方がアンテナの干渉を防げそうなので、製品のラインアップをチェックしたところ、 ワンサイズ横に広い 1455K1601BK という製品を発見している。

検証を行うためにはバラしやすい構造が望ましいので、端子間の接続はコネクターを介することになる。 

まずはアンテナ関連の接続だが、アンテナ側がSMA基台→基板側がアングルの付いたSMBという仕様のコネクターのケーブルを採用、SMB側を基板のアンテナ端子に取り付けたジャックに装着する。

SMASMB.jpg

SMBは頻繁に抜き差しするとヘタる可能性が高く、コネクタの疲労に注意しなければならない。

基盤自体の取り付けに関しては、Hammond製筐体のスライドできるバックパネル側か筐体側かで悩むところ。 また、波形観測用に制御信号を入出力する端子から信号を引き出すピンを設置する必要があるが、これも基板から直接取り出すか、MCUに配線を行うかで迷っている。

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基板の取り付けにはロータリーエンコーダーをスタッド代わりに使うことを想定している。 代替案としてエンコーダーを固定する孔に2.0〜2.5ミリのスタッドを固定する方法も検討中だが、マイコンの端子から信号を引き出す配線はこちらの裏面側から行うことになる。

問題はターミナルのデザインだが、端子をナンバー順にまとめるか、単純にマイコンのフットプリントそのものを模す方法を考えている。

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安全のため、1番と34番ピンを除いて電源とGNDは接続せずにおく。 基本はソケットを基板に実装する形で、アナライザー側の端子の仕様で必要となる場合はソケットにピンを立てれば良い。 ピンを配置した基板を筐体のスロットに内装し、バックパネルを取り外しオープンにした側から信号を取り出す構造が正解だろう。

MCUに接続するUSBケーブルは、端子にアングルの付いたものを選択して恒常的に接続を行える状態にしたい。 問題となるのはUSB端子とケース側面とのクリアランスだが、筐体の工作に入る前にケーブルを購入して現物合わせを行う。

追記:

端子台との接続には24pinのフラットケーブル&コネクターを使用することにした。

ribbon20p.jpg

これとアングルの付いた2Rowの端子を組み合わせバックパネルに端子を引き出す。 バックパネルとなる基板にはシールド面が設定された高周波回路用のユニバーサル基板(ジャンク)を選んでいる。 

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MCUからは全端子48pinを引き出すことになるが、安全のため、DIPソケットから電源系統を分離することにしている。
posted by Yasuski at 08:32| open.Theremin

2018年02月03日

OpenTheremin@ピッチに段が付く問題が再発する

今日から本格的にプログラムの修正を開始しているが、ハードウエアの改装後に何故かピッチの段付きが発生していて、これがどうやっても解消できない。

段付きが発生するポイントには周期性が観測されているのだが、原因はWavetableを読出すオフセット値が特定のポイントで増加する方向に揺らぐことと想定している。

Wabetableを読みだすタイミングは強制的に外部からのクロックに同期されているので、この揺らぎがサンプリングレートの変動によって生じているとは考え難い。

当初は、データの不連続面が関係している可能性を疑っていたが、どうもこの辺がハッキリしない。 音量を決定するVolumeのパラメーターはフルスケール12bitで、これをスイープする間に数回の周期が観測されることがヒントかもしれない。

現象が目立つのは低音時に限られていて、高音時には殆ど気にならない。つまりこれは、オフセットに影響する揺らぎの値が一定している事を意味する。 

試しに、過去のヴァージョンのプログラムに戻してみたが、こちらも妙な段付きが再現されてしまう。

VCOのチューニングに問題があるのだろうか?

とりあえずの方策として、発音を1音減らして5音にダイエットしたものを用意しているが、別の問題はアンプの電池が死にかけていること。 もしかすると諸問題の原因はコレかもしれないので、明日は別に用意した電源で実験を行う予定。

以前、動作が不安定で168MHzに落としていたTeensy3.6のSystemClockを180MHzに設定し直して実験したところ、とりあえず稼働させることが出来ている。
posted by Yasuski at 01:10| open.Theremin

2018年02月01日

OpenTheremin@極低温下でオシレーターが不調になる

Pitch側のオシレーターの周波数が高い方にドリフトした結果、システムに不調が生じてしまった。

症状は、和音機構が全く働かずにオンチになることで、原因はPitch側のオシレーターが設定限界値の500kHzを超えたため。 この閾値を超えてしまうと、何故か基音以外の音程が滅茶苦茶になってしまう。 カウンタ入力の差分検知回路の出力が逆相になってしまうために生じるエラーと思われるが、対処法はオシレーターの発振周波数を下げるしかない。

今回は、更に4pFのマイカコンデンサーを投入して、なんとか発振周波数をIn-Rangeに設定できた。 5pF程度の温度保証されたコンデンサーは最後にチューニングを追い込むには絶対に必要なアイテム。

途中、IDEがTeensyを見失って焦るが、FIrewire系のオーディオインターフェイスとの併用時に発生するトラブルと思われる。

現在走らせているSketchのVersionは1.24。
posted by Yasuski at 21:02| open.Theremin

2018年01月31日

OpenTheremin@Shield上のオシレーターのチューニングを行う

取り敢えず通電してはみたものの、オシレーターのドリフトが半端無く修正が必要。

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Vari-Capを駆動するVolume側のDAC2Bの修正値は4095でフルレンジ。こちらは、オシレーターの周波数が低過ぎるということで、現状330pFの設定を小さくする必要が。一方Pitch側のDAC2Aはどのレンジも対応できず、周波数を下げる方向で調整が必要。 現状は150+10pFなので、これを180pF程まで調整しなければならない。

結局、オシレーターの周波数チェックに一日を費やしてしまったが、夕刻になってようやく適正値にチューニングを追い込めた感触があった。 LCタンクのコンデンサの設定値は、Pitch側は150pF+17pF、Volume側は220pF+100pFで手打ちとしたが、理想値は180pF/310pF辺りになるだろう。

ただし、温度変化や電圧変動によって周波数がドリフトする環境に於いて、最後は電池切れによって作業を中断した情況なので、最適値が確定したと判断するのは早計か。 温度や電圧の変動の影響を考えると、やはり相対誤差の減少を目指す方向でシステムを構築したほうが良いと改めて結論している。

充電池を使っていたのは、アンプの電源投入時にシステムが怪しい挙動を示したためで、案の定交換した電源ICのジャンクパーツに不調が見つかった。 一度何かの拍子に不具合が発生するとそのまま破壊が進行していくことが判ったので、トラブル対策として電源ラインに保護用のツェナーダイオードを絶対に入れるべきだろう。 

怪しい部品は別の動作が保証されたジャンク品と交換した。 これでアンプの電源電圧に対応出来る筈だが、そのアンプ自体も極低温環境によって早々に電池切れとなって仕舞ったため、今日の作業はここで終了。

posted by Yasuski at 18:20| open.Theremin

2018年01月30日

OpenTheremin@緑基板が復活するもShield側の不調が続く

修理したテルミンに通電を試みたが、ガサゴソいうだけでオシレーターの差分をセンシング出来ない。 そのうちに、ガサゴソが沈黙してレベル変換ICの発熱が始まった。

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緑基板単体に関しては、MCUの健全性が確定していないもののデジタル通信の出力・レベル変換は正常に動作している模様。 問題は周波数カウンタの入力が生きているかどうかだが、これの検証を行うにはオシレーター側の正常な動作が前提となってしまう。

一方、Shieldの方は唯一交換していなかったオシレーター周りのチップが仇になったのか、発振を確認できなかった。 これを交換した後に再チェックを行う予定だが、現状は故障のドミノ倒しを連想させられる情況であまり良い雰囲気ではない。

これ以上の延焼を防ぐためにはShield単体のチェックを行うべきなので、午後は専用の電源を用意して故障判定システムの立ち上げを行うことにしよう。

追記:

OpenThereminShieldの修理を完了した。 

死亡していたオシレーターのチップMC4069を、ピン配置が同等のHC14に交換。インバーターの反応スピードが異なるために発振周波数にも若干のズレが生じているようだ。

ついでに配線関連のリファービッシュを行った後に緑基板を繋いでオシロスコープで回路を検査したところ、DAC→VariCapの制御系の正常な動作を確認できた。 VolumeAntのアウトレンジ状態を表示する出力(目玉LED)も反応しているので、MCU上の周波数カウンタ入力はダメージを受けていない模様。

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あとはチューニングを行って動作を確認することになるが、これがセオリー通りには動かず、結構面倒な作業だったりする。
posted by Yasuski at 11:35| open.Theremin