2016年02月27日

CFBの不調再び

ContinuumFingerboardが一切反応せず、ご臨終の模様。 

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OSXを雪豹にダウングレードした後にContinuumMonitorを起動して、センサーの状態を確かめてみたが、一切の反応が無い。

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最近、KYMA側から検知出来ない症状とか、電源経由で喰らったスパイクの影響で、他のFirewire機器を引き連れて接続が絶たれる傾向があったので、そろそろヤバイかな?と思った矢先の出来事であった。

OSX側から行ったFirewire機器としての認識や、DataのDumpは可能だったので、センサー系の不具合が発生していると思われるも、この段階では原因を特定できず。

修理に送るとまた税関と揉めるので、出来れば在宅で手当を行いたい。

で、故障原因の特定だが、兆候としてはCFBをKYMAと一緒に稼働させているときに、部屋の照明を落とすタイミングでFWの接続が断たれてKYMA毎落ちる、というのを数回経験している。 

これは、他の機器の電源をオンオフすることで発生するスパイク電流が、電源経由で悪さをしていたと予想されるが、蛍光灯如き低電源容量デバイスで発生するのは奇っ怪で、今流行っている「電解コンが死にました」案件である可能性が低くはないような感触がある。

で、、、USAに質問を投げた結果。

Hakenさんからのお便りで、「もう一度キャリブレやれ」とのお達しがあったので、CFB以外のFWチェインを外して、以下に示す手順でキャリブレを再度行ったところ、デバイスの復活を確認した。

1)電源投入後、側面のスイッチA/Bを10秒間押し続ける。スイッチを押した後、しばらくの間は緑と赤のLEDが同時にブリンクしている。

2)調整可能な状態になると、異なる間隔で赤い方が点滅を始める。

3)演奏面の上端をエッジにそって水平方向になぞっていく。そこそこ押し込んだ方が良いだろう。

4)同様に演奏面の下端をなぞる。

5)入力完了後、スイッチA/Bを一度に2秒間押す。ブリンクの間隔が変われば、作業完了。

6)作業後に、Continuum Monitor を使って、センサーの状態をモニターし、データのエラー(欠損や、不自然なセンシング状態)を確認。

要は、キャリブレーションデータが何故かスッ飛んでいたのが原因で、データを補填したことで動作を復活出来たということだろう。

検査の過程でデータ・ダンプを行っておいたが、案の定FlawListにS60番のセンサーがエントリーされていた。

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実態配線図で位置を確認しておいたので、後日コレを交換することになるが、

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流石に100本を超えるセンサーを取り外すのは億劫。暖かくなってから本腰を入れてリペアを行うかな。
posted by Yasuski at 00:05| MusicalInstruments

2015年04月29日

Cheirōn Zero / GuitarSynthesizer計画

実行できるかどうか甚だ心もとないが、ケイローン(古希: Χείρων, Cheirōn, ラテン語: Chiron)プロジェクトというのを思いついた。 

要は、CantaurVIをOberheimXpanderで実現するというものだが、これを予算数万円で試作出来そうなことは良い時代になった思うべきだろうか。

回路構成は基本的には単純で、ギターからのHex入力をF/VしたものをXpanderのCV入力とGateに突っ込むだけ。

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 Hz/V方式からV/Oct方式への変換はAD538を使った回路を考えている。

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発音のトリガーとしては、ENV入力をそのまま付加するのがギターらしくて良いと思うのだが、その辺の回路は今後精査する必要がある。 

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Xpanderのモジュレーション系は時間分割方式でCPUから送られてきたシングルDACの出力を、

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アナログチップ用にS/H回路で固定・分配している。 

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CRの時定数をアナログスイッチで切替えて、階段状に変化するDAC出力のスムージングを行っている。

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これらを高精度なスイッチに置き換えることで誤差を軽減できる可能性があるが、置き換える素子の耐圧が定格ギリギリなのが問題。

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以上のように、最終的な出力はアナログではあるものの、EGやLFOの信号はプロセッサの演算によるデジタル方式で生成されている。 現状では外部からのアナログEnvelope信号を受け入れる余地は存在しないが、敢えて入力を行うには、S/H出力・UX08の後にアナログ加算回路を追加しなければならない。 

新たに加算回路を介在させる手間を考えると、SSM3372のVCA回路をスキップしてUX15からVCFアウトを直接取り出し、外部Envelope信号から直接制御が可能な自作VCAユニットにインプットした方がシンプルだ。 

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実質的には、RX66からGuitarSynthesizer専用に追加したVCAまで信号のバイパスを行うことになる。

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VCAの手前でオリジナル信号とミックスを行えば、本体側のVCAを活かすことも出来る。 VCAには安価で使い易そうなM5241Lを予定している。 

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M5241LはDualVCAなので、工夫次第ではEG側との連携も可能だろう。

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個人的には、GateでEnvをコントロールするのは「ギターシンセサイザー的」にはあまり意味が無いと感じている。 ギターを使って別の楽器のテイストを味わいたいという欲求は、時代とともに薄れてしまったというのが自分の感覚だ。

ギター用インターフェイスの専用回路は外付けにするのがスマートだが、自前の機材なので組み込んでしまうのもアリ。 その場合、増設する端子は、12PのNeutrik/Minikonと、CVをチューンするためのノブが12個ほどになるだろう。 煩雑に感じる場合は、CVのチューンをArduino等を使って自動化することになるかもしれない。
posted by Yasuski at 08:02| MusicalInstruments

OberheimExpander@チップの交換

入手したサービスマニュアルから、回路を眺めてみる。

基板の上半分が1ヴォイス分で、、、

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VCO周りはこんな感じ。 交換可能なOPAMPはUX05とUX11。UX05はVCOの出力バッファーとDACの出力アンプに使われている。 UX11はPWMを生成する部分なので、あまり音質に変化は無さそうな気がするが、これも敢えて交換する。 下の方のDACでなにかやっているのは、FM変調と思われる。 

最終的にはUX05をOPA2604、UX11をOPA2134に交換している。

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こちらはVCF周り。 Obermeim製品の特徴は、後発故に実装できたであろう複雑な構成のVCFにある。 アナログ時代にこれをやっていたのは結構凄いことだと思う。 回路図はその心臓部とも言えるフィルターの部分。

ここのUX15を交換すると何故かTUNEが通らなくなってしまう。周波数特性の変化が原因なのかもしれないが、音質に与える影響が一番大きな部品だけに、なんとかここをグレードアップしたいところだ。

リプレイスメントが可能なチップを探すには、現物合わせを行うしか無いだろう。

ということで、まずはフィルターを構成するQuad系OpAmpをOP470に交換したところ、無事TUNE(というかこれはBITEっぽい)をPASSできた。 

次に、在庫中に発見したAD712というのを件のUX15に投入したところ、こちらも問題無くTUNEをPASS。

その後、SSM2275でも動作が確認出来た。 残念ながらSSM2275はディスコンなので、よりローノイズな互換品(というかオリジナルソース)OP275の発注を検討中。

残るはTL084系だが、こちらはAD713に互換性があり、近日中にこれを入手する予定。

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これはオーディオ出力段。

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回路図では一番解りやすい構造の部分で、ここのOpAmpを取り替えるのが一番簡単なMODと言える。

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音質に最大の影響を与えそうなのが大量に投入されたアナログスイッチ群だが、これの上位互換品MAX405Xシリーズがラインアップされている。 問題は耐圧で、絶対最大定格が17VとXpanderの供給電圧と同で、マージンを稼げない。 この状態での使用は危険なので、電源電圧の実測値を参考に実験を行うことになるだろう。

特に405XAというのが実効値「4Ω」という非常に優秀な抵抗の特性を示しているので、これは是非とも導入したいところだが、そこそこ値が張る代物故に電圧の実効値を確認を行った後、とりあえず一個を購入して様子を見ることになりそうだ。

追記:

特に影響を実感できたのはVCF周りのチップチューンで、アタック感の改善が行えたようだ。 OpAmpを高速応答性の高いものに交換することで、Xpander系の弱点と言われているデジタルEGの遅延問題が軽減されたように思う。
posted by Yasuski at 05:22| MusicalInstruments

2015年04月28日

Oberheim Xpanderの点検整備

数年あまりの間、ケースの中で眠っていたOberheim/Xpanderの整備を行った。 

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ワンオーナー品(デッドストックを結構良い値段で買った)なので、外装は傷んでいても中身はかなり綺麗な状態。

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メモリー用のバッテリーが腐ることもなく、現状を維持できている模様。

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ICはほぼ全てがソケット組みだったので、OPAmpの載せ替え実験をやってみたくなった。無論、修理時の難易度は格段に低い。

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購入した当初は「音が薄い」と感じていたものだが、ソフト音源に慣れさせられた今はそれを分厚く感じてしまうのであった。 

サービスマニュアル
を参考にして中身をイジるとしたら、Ligic/OpAmp ICと電解コンデンサー辺りが順当か。

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無駄にケースが馬鹿デカく、Guitar専用のFVCとか楽勝で内装出来そうなので、これを素材にXpander改め「ニセCentaur」を作れそうだ。 

下の写真はオランダのフェスに出店されたCentaurと思われるが、今ひとつ素性が不明な一品。 

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公式に発表されている資料に載った写真とはデザインが異なるが、

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複数台が試作されたとも言われているので、これはそのうちの一つかもしれない。

その後、内蔵電池の電圧を調査したところ、3.1Vを確認出来た。 

メモリープロテクションスイッチをオフってたことが良かったのだろうか? その状態で何故にSRAMに書き込んだ内容が20年間も揮発しなかったのかが大きな謎だ。

開腹ついでに、交換できそうなVCO/VCF周りのICを試験的に載せ替えてみたが、BITEをPASS出来ず敢え無く断念することになった。

終段のアンプはBITEとは関係のない部分なので、音がイマイチなTL072をOPA2134に交換出来た。 

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終段で発生していたと思われる微量のホワイトノイズはこの交換でほぼゼロとなった。

ROMのヴァージョンは最終型だった模様。

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posted by Yasuski at 05:23| MusicalInstruments

2015年03月07日

ContinuumFingerboard@修理の記録

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既に一度書いたトピックではあるが、修理前に情報の整理を行う意味で画像をまとめておく。

この時に行ったのは、ヘタったネオプレンシートを新しいものに交換する作業だった。 旧型は、布地の表面にレーザーエッチングが施されていたが、新しく交換するものには黒鍵に当たる部分にシルクスクリーンでザラザラした触感の塗料が印刷されている。

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これは HakenAudio から送ってもらった「リペアキット」。 PTFEの潤滑剤や極小のコイルバネなど、リペアパーツはバラでは入手することが難しい。 輸送の過程でネオプレンシートの表面に皺が寄ってしまっていたが、現在は自然復帰している。 ネオプレン素材を使用したウエットスーツの場合、人肌以上のお湯は厳禁らしく紫外線もアウトだという。 ドライヤーで加熱成形なんて事は絶対にやってはいけない。

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分解の手順として、まず筐体四隅のHexネジを緩めるが、前回の作業でネオプレン製の演奏面と筐体トップがテープで緩く癒着されていることに留意しておく。 ネオプレンシートを取り外しながら、バーの押さえをスライドさせていく。

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不用意にネオプレンシートを取り除いた結果、、、こうなってしまわないように注意すること。 運悪く事故った場合も、事前に回収用の強力なアルニコマグネットを用意しておくと、バネの捜索に役立つ。

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バネは、一間隔空けてピンヘッドに挿入する。 当初はネオプレンシートのトップを交換するだけで終わるつもりだったが、Haken氏の指摘でセンサー周りに一度も注油を行なっていない事を思い出した。 写真は、マイクロトーナル鍵盤の支持部のアップ。 この小さなバネで鍵盤の両端がフローティングされている。 鍵盤先端の丸いパーツはアルニコ磁石。

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スリムなバーをフローティングさせるために使用するバネのサイズはかなり小さい。 バネの入手は困難なので、スペアがあってもなるべく無くさないようにすること。

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バーの下には、制御用のパーツが並んでいる。

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アルミの丸棒から削り出されたバーの両端には、センサーを駆動するためのマグネットが取り付けられている。

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バーを完全に取り除いたところ。筐体両端にある木製パーツは、ネオプレンシートを固定するために釘を打つ場所。

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この時代の製品はCPLD/FPGA等の導入があまり進んでいなかったため、汎用ロジックICが多用されている。 単純な部品構成ゆえに、故障に対する対応は比較的楽な方かもしれない。

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センサーは、絶縁/緩衝用に貼られたテープの下に実装されている。 元から貼り付けてあったテープが経年変化により若干「粘って」いたので、Haken師匠の指示通り電工テープを使って鍵盤との接触面のマスクを行っている。

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サービス時に、PTFEジェルを塗布せよとの指示があったので、手を抜かずに作業しておく。

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PTFEジェルの塗り過ぎはゴミがこびり付いて逆効果になる。

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オイルで端子の摩擦が減っているので、ウエイトによる荷重は必須。

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最初にバネをセッティングしておくと、後々の作業が楽になる。 細かい作業は太陽光の下で行うのが効率的だが、その際ネオプレンシートに直接紫外線が当たらないように注意すること。

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再組立時に思い付いた、安全な設置法。 まず、スプリングをスタッド1つ置きにセットしたあと、アルミ棒を1つ置きに並べていく。 残りの棒を挿入する時に押さえが必要なことに変わりはないが、磁石の反発を気にせずにアルミ棒の半数を設置できる。

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ネオプレンシートの左右両端に釘を打って、面を固定する。 左側は寸を詰め過ぎたのが失敗で、ちょっと窮屈な感じになってしまった。 余白は鍵盤3つ分が適正な値だろう。



2年前に記録したこの映像では、センサーが数個飛んでることが判明しているが、、、

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現在は何故か U188 だけは復旧している模様。

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新しいネオプレンシートへの換装が終了した。
posted by Yasuski at 19:36| MusicalInstruments

2013年10月03日

BirdfishにPiezoPUを組み込む

Birdfish用に購入していたサドルタイプのピエゾピックアップをようやく現物合わせした。

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結果はOKだったが、ワイヤーの捌き方が大問題。 

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6ch分の信号線をどう纏めるかを考えなければならない。

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現在、マルチケーブルの網線を取り出し、それを使って12本のワイヤーをまとめるところまでは作業を完了している。 単純に結線でMixするのがデフォルトの仕様のようなので、ひとまずはこのDILタイプのコネクターを内装し、ミニジャックタイプの端子に出力するためのケースを製作している。

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ギター側の結線としては、去年問い合わせたギターシンセ対応仕様のアルミキャスト製コンパートメントが15万円とか一寸アレ過ぎる価格なので、オリジナルのコンパートメントをそのまま無改造で使用し、PUの端子を一つピエゾPUに割り振ることにした。 BirdfishのシングルコイルPUはL/R巻の2種類あって、L/Rを並列接続するとそのままハムバッキング・ピックアップに変身する。 本来、並列化はエレキコンパートメント内の5pスイッチのハーフトーンのポジションで行うのだが、接続を予めアクセスポート内のスイッチでピエゾとの切替を行えるようにすると造りがスマートになる。

完成には、プラグとジャックを2個追加する必要があるので、先ほど発注を行っておいた。

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最終的には外見上は3PUだが、実質マグネティックが2PU+ピエゾが1PUというGIBSON風のピックアップ構成になる予定。

追記:

設計仕様の変更によって、PiezoPU接続用変換コネクターのコンパートメントが手狭になったので、これを拡張した。 

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が、厚みの問題から、依然として12pinのParadis互換コネクターの実装は無理っぽい。 

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コンパートメントの厚みを増やすことは極力避けたいので、薄型のコネクターを探さなければならない。 今のところ、候補に考えているのはWJの通信機に搭載されていた超小型の15Pinシリアル端子だが、これはebayその他何処を探しても見つからない。

手持ちのミニチュア・コネクターのサンプルはこれ。

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軍用無線機のジャンクにくっついていたものだが、素性は一切不明。 

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せめて相方が居ればワンオフでコレを使えるのだが、それもナシ。

試行錯誤の結果見つけたebayの検索ワードは"Micro D connector" だった。

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ペアで送料込み5kだったので、迷わず購入。

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posted by Yasuski at 15:59| Comment(0) | MusicalInstruments

2012年10月09日

Ondes Martenot Simulator の実験

Ondes Martenot シミュレーターの実験。 ControlSurfaceの上段をクロマティック・チューニング、下段をマイクロトーナル・チューニングに設定している。



演奏前に、以下の手順でContinuumFingerboardの調整を行った。

1)電源投入後、側面のスイッチA/Bを10秒間押し続ける。スイッチを押した後、しばらくの間は緑と赤のLEDが同時にブリンクしている。

2)調整可能な状態になると、異なる間隔で赤い方が点滅を始める。

3)演奏面の上端をエッジにそって水平方向になぞっていく。そこそこ押し込んだ方が良いだろう。

4)同様に演奏面の下端をなぞる。

5)入力完了後、スイッチA/Bを一度に2秒間押す。ブリンクの間隔が変われば、作業完了。

6)作業後に、Continuum Monitor を使って、センサーの状態をモニターし、データのエラー(欠損や、不自然なセンシング状態)を確認すれば良いだろう。

音源はサイン波と鋸波の2種類を用意している。 残念ながら、音色毎にアウトを振り分けるのはContinuumをハンドリングするmidiObjectの仕様の限界があるので一寸難しそう。 当初は、同一チャンネルに設定したmidiObjectを並立させていたが、Omni的な動作が気持ち悪くて、この案はボツとなった。 

インターフェイスのセッティングはOndesMatrenotに準じるが、逆の手前がクロマティック、奥が無音階の状態に切り替えることも可能。 構想段階にあったスケールの細かいコントロールは誤動作の発生を危惧した結果、採用することは諦めた。 代わりにY軸の位置によって音源にフィルター効果が掛かるようにしている。 



予想通りとはいえ演奏は難しい。 もちろん、全面が無音階の設定よりは余程弾き易いが、それでも慣れが必要。 DSPの処理能力に制約があるCapy上での動作も確認済みなので、Capy&Continumのスタンドアロン機への道が開いたといえる。



なお、音源の切り替えが完全に行われないバグと思われる不審な挙動が見受けられたので、SymbolicSoundに報告しておいた。

posted by Yasuski at 03:03| Comment(0) | MusicalInstruments

2011年04月20日

箱はチューンが難しい

アコースティック・ギターとかヴァイオリン等の箱楽器は繊細に設計されていて、箱の構造イコール楽器の歴史みたいなところがある。 

で、同じ箱物でも数段格落ちのプリミティヴな楽器「親指ピアノ」でも気になりだしたら予想外に大変なことになってしまった。

最初に気になるのは、パーツのビビリ。特にエレキ系の基板が悪さをする。これを防止するには、、、

1)基板のサイズを小さくして
2)マウント方法を、共振を抑えた方法に、例えばゴム部品を介して行う

という、大雑把には2種類のアプローチがある。 自分が、電気的な音質がイマイチしょぼい表面実装パーツを多用する理由は、基板のマスを極力小さくすることが目的なのだ。

次に気になってくるファクターは配線材の共振と干渉。これは出来るだけ細かい配線材を使ったり、逆に極太の線を使ったりと、カットA&トライを行って最適値を探りだしていく。

特に、ピックアップの感度に直接影響する「センサーからの引出線」には、極力細い材を使わないと、これの振動がモロに音質に影響してしまう。また、取り回すラインを間違うと、線材自体がピックアップに変身してしまうので、配線にも最新の注意を払わされる。

そして、重要なのが箱自体の構造だ。楽器を作り始めて最初に意外に感じたのは、バックがオープンの状態でパーツを配置し、裏板を取り付けて箱が閉じた瞬間に楽器の音質が変わることだった。 

後に、いろいろと試行錯誤をした結果、リジッドな形で箱を形成してしまうと、振動が箱全体に食われてしまうことが判明する。 特に、比重の高い材を使った場合や、箱の強度が高かったりすると、楽器の鳴りが悪くなる傾向が顕著となる。

その解決方法だが、まずは箱のような形のレンガを想像してみて欲しい。レンガに振動体をくっつけて鳴らしてみても、振動体の共振はレンガのマスに食われてしまって、リッチな音にはならない。これが、レンガと同じサイズの「箱」の場合は、箱の容積に見合った周波数が強調されて、リッチな音が出力される。 ところが、箱の共振が強過ぎる場合、ある特定の周波数が強調されてしまったり、逆に振動を食い合う「デッドポイン」トが正じることで、楽器として必要なフラットな音響特性を得ることが難しくなってくる。

今回のようにアルミ製の箱を選んだ場合は後者の現象が強くなる一方、前回作った分厚い材を使ったセミリジッド構造の場合、前者のようにボディーがレンガ化してしまう危険性が生じる傾向にある。

何れの場合も解決法は意外と単純で、機械的に裏蓋を浮かせつつ、空気的には密閉するという手法が有効だった。 つまり、裏板をゴムなどの緩衝材を使って振動からフローティングさせることで、音響的な妥協が行えるのだ。

まあ、音質を突き詰めていくと、コレ以外にも「ブリッジのマウント方法」や「接着方法」、「ボディーの材質」、「ピックアップの取り付け方」、、、などなど、いろんなファクターが絡んでくるので、楽器の製作は難しいのでした。
posted by Yasuski at 06:24| Comment(0) | MusicalInstruments

2011年02月11日

目玉スイッチの製作

小型の表面実装白色LEDを目玉スイッチに組み込んでみた。 ベースとなるプッシュ・スイッチは、基板実装タイプのもの。これを楽器の中心に設置する。

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ピンぼけだけど、こんなふうに光ります。

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暗闇の中ではこんな感じ。実物は電球色に近い雰囲気。

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目玉とスイッチとの接着には、強度を増すための補強材として、4ミリ程の長さに切った自転車のスポークを使っている。 
posted by Yasuski at 10:32| Comment(0) | MusicalInstruments

2011年02月07日

MbiraskiMilitaria

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posted by Yasuski at 14:38| Comment(0) | MusicalInstruments

2007年06月18日

MbiraskiStereoGoliath2

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ステレオモデルのケーススタディーとして、Goliath君を久しぶりに作ってみた。超小型筐体を使用したモデルの製作は四半期ぶりだ、、、。


IMG_4625.JPG今回設計した基盤はジャストフィットだったが、センサーの設置が難しい。センサーをカットする過程で数枚をお釈迦にしたのは、しょぼいハサミを使ったから。センサーカット用の専用ハサミを買わねばならん。

イルミネーションは、うっすらと赤。スリットを空ける時に、バイトが一本死んだので、これの対策も課題だなあ。

新機軸は、スタッドの加工。先々週に発注した治具がまだ到着していないので、何時ものターミナルを使っているが、以前両面の穴に行っていた拡張加工を一方だけに限定して、角度を付けてみたところ、これが正解。元々チューニングの幅が殆どないこのモデルでは、この加工法が正解かもしれない。

シリアル・ナンバーは#47。
posted by Yasuski at 03:44| Comment(0) | MusicalInstruments

2007年04月20日

Mbiraski@SemiSolidBodyVersion

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ソリッドボディーのMbiraskiを造っていなかったので、素材を手に入れて組んでみた。ハウリングコントロールに優れ、輪郭のハッキリした音が特徴。

構造はシールド方法が絡んでくるので、単板構成はまず却下。色々と悩んだ末、バックパネルを取り付ける「筺」方式に。

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だから、セミソリッドとなったわけです。ネジ止めポイントの精度が勝負となるので、今回はネジ受け用のスタッドを使わず、ボディーに直接「雌ネジ」を切ってみたところ、コレが正解だった。

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最近の製作トレンド(笑)は、外部電源化。楽器の保守や、ライヴでの取り回しを考えると、嵩張っても外部電源でプリアンプを稼働させる方が理想的だという結論に達した。また、コネクターを小型化出来る点もGood。Phoneジャックは意外とデカイのである。

一方、Trilobite系は電源にボタン電池を装備したモデルの製作にシフトしている。こちらもライブ用としては外部電源化が推奨されるが、個人がヘッドフォンで楽しむ分にはスペース効率の良いボタン電池が理想的な素材となる。
posted by Yasuski at 22:10| Comment(0) | MusicalInstruments

2007年03月20日

Trilobite@StereoHeadphone改良版4種

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回路を簡略化しつつ、音質の向上を図った。
posted by Yasuski at 22:21| Comment(0) | MusicalInstruments

2007年01月21日

2007年01月06日

MbiraskiStereoTrilobite

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カナダのミュージシャン、EdmundEagan氏のご好意でNAMMにてMbiraskiのお披露目を行ってもらえる事になり、今年最初のMbiraskiを急遽製作する。

所謂「撃ちっぱなし」(回収を考えない)を想定しているので、部品単価が高くなる削り出しブリッジを使用したモデルを投入することは得策ではない。費用対効果から、スタッド直打ちモデルのTrilobite系の導入が望ましい。また、このモデルはボディーの面全体にブレードを展開できるので、ステレオモデル化が容易な点を考慮して、今回は3台目のステレオモデル製作を決定した。

ボディーは所謂小型エフェクター用途で良く見かけるHammond製のキャストケースをチョイス。真ん中にサウンドホールを兼ねたスプリットラインを入れて、左右の振動を分離する。センサーは小型のものをボディー上面左右に配置。プリアンプと左右の信号のミックス回路を内蔵する。

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一方、電源は外部供給タイプとし、大きめのサイズのキャストケースに電池を2個、パン極性の切り替え回路、出力バッファーを搭載する。接続は、ヒロセ製の小型6ピンコネクターで行う。

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音源はこちら↓

http://www.mbiraski.com/audio/Mbiraskies/stereoTrilobite0106_07.wav

切り替え回路のクオリティーアップが今後の課題となる。
posted by Yasuski at 19:18| Comment(0) | MusicalInstruments

2006年12月12日

MicroMbiraski三作

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昨日、Newarkから小型の防水アルミ筐体が届いたので、早速ブレードをアセンブルしてみた。

あくまでガジェットのノリではあるが、楽器の体裁は保っている。センサーを内蔵させる場合は、コネクターの選定にセンスを問われそうだ。候補は、ヒロセ製の高周波用超小型コネクターで、本体内部にはセンサ−のみを内蔵させ、プリアンプは外部に配置するのが現実的だろう。

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posted by Yasuski at 14:06| Comment(0) | MusicalInstruments

2006年12月10日

木製モデル2作

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手頃な素材が入手出来たので、1年ぶりに木製ボディーのMbiraskiを作ってみた。

ハーフサイズと、フルサイズの二種を試作している。

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電源は電池による外部供給で、電気的にレゾナントホール効果をシミュレートする回路が追加されている。
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2006年11月22日

最新型Mbiraski2台

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しばらくアンプ製作で滞っていたMbiraskiのリリースが、ようやく再開。

今回製作しているのはステレオモデル。ライヴでの使用経験をフィードバックしたデザインとなっている。

今回はトップを物理的に浮かせる構造を考え(箱の無駄なリジッドさを無くすという意味で)ひとまず、ブリッジ側のスタッド固定ポートを切削してある。

左右バンクに、それぞれ小型のセンサーを配置した、ステレオ・ピックアップ仕様となった。

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こちらは、ステレオ・モデルの試作機第2号。ブレード配置はTrilobiteで採用した、スタッドタイプ。ボディートップにサウンドホールを共用した、スリットを設け、左右バンクの音響を分離する試みである。
内部構造は、、、
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2006年05月14日

MbiraskiTrilobite

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当初は、ブレードの形からcentipedeMbiraski=ムカデ・ムビラスキイというネーミングを考えていた。こんな単語は今まで使ったことがなく、存在も知らなかったが、ドイツ語ではムカデをTausendfussというらしい。ムカデから連想されるのは、ホッホドルック何とかという、、、

http://inri.client.jp/hexagon/floorB1F_hss/b1fha650.html

あのV3兵器 (V1は飛行爆弾、V2はミサイル、そしてV3は、ムカデ砲という巨大な大砲)なのだ。しかし、音が面白くてもこれは高圧ポンプのなんたらという引用しても意味がないの言葉なので、MbiraskiTausendfusslerという風な長ったらしい名前にした方がよいのだろう。(激違)

ムカデという単語は直感的じゃないので、なんか他に良いネーミングがあったら教えてください。ダジャレ厳禁で。

音質はクリアで、この音域にしてはサスティーンも長く良好だ。デザイン的には?だが、演奏性はこのサイズ、音域(ペンタトニックで3オクターヴ・15音)を考えるとすこぶる良い。

この楽器を作るヒントは前回作ったポータブルモデルの習作にあった。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=115563826&owner_id=213572

なかなか音質は良かったモノの、ブレードの間隔が4ミリと常軌を逸した設計で、いくら指が細い俺にとっても操作性は最悪だったのだ。反面、コードを決めた上で、ランダムに音を奏でる分には非常に都合がよい設計だったので、要は使い方次第と言うところだが、つぶしが利かない楽器なのは否定できない。続きを読む
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2006年04月04日

SimplifiedMbiraski

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ありていにいうと、ブリッジの切れ端を使って出来るだけ単純なモノを作ったらどうなるかという実験である。最初はブレードは2本で3音の音階を配していたのだが、それではあんまりなので、最終的にはブレードを4本配置して7音まで音階を増やすこととなった。内容は、

Bmajで、Y、U、V、X、Y、XV

という音階構成となっている。

キーがBであることには何の意味もない。ブレードをカットした尺から偶々そうなっただけ。(汗)

もちろん、プリアンプ内蔵でアンプリファイアが可能である。ただし、デザイン優先でオブジェ的な側面が強すぎる「楽器」なので、演奏性はすこぶる悪い

実は、友人から「サンプラー用の音源製作に便利なのではないか?」という指摘があった。僕はサンプラーをあまり使わない人間なので、その視点は持ち合わせていなかったが、そのような使い方が一番有効なモデルであろう。
posted by Yasuski at 11:00| Comment(0) | MusicalInstruments