原因は温度管理を兼ねたファンコントローラにありそうだということで、ハンダのクラックを想定してリフローを行ったが、問題は解決せず。

仕方がないので、該当する部品の発注を行いつつ、手持ちの機材でなんとか出来ないかと、死蔵していたCapybaraを復活させることになった。
CapybaraにはアナログI/Oが装備されているがレベルの管理は行えず、外部に卓が必須となるのだが、今回はRMEと組み合わせることになった。
問題は、手持ちのmidi系デバイスの殆どがWireles化されていたことで、デバイスからの信号をCapyは直接受けることが出来ない。
rtp-midiに関しては信号をmidiインターフェイスにアサインし、そこから有線でCapyに繋げることが出来たが、この回線にMotorMixを絡ませようとしても、MidiThruが行えないmidiインターフェイスがMotorMixからの出力を堰き止めてしまう。
この問題を解決するには、midi信号をミックスするMidiMergerが必要となるが、5VトレラントなMCUとして手持ちのTeensy3.5が使えそうだ。 midi受けには在庫していた6N137を、出力のレベルシフトには74LVC1G34を使用することにした。

当初はMergeが上手くいかなかったが、単純にポートの接続を間違えていたことが原因で、配線を修正してからは呆気なくMergeを行うことが出来た。
ArduinoのMidiライブラリはデフォルトでThruがオンな仕様で、受けた信号をPortAに集約することで自動的にMergeが行われる。 完成したMergerはCapyに組み込みたいところだったが、ここは時間切れでバラック構造で折衷することになった。
会場では、このような形でシステムを展開していた。


ギグを行った過程で感じた設置の手間とインターフェイスのハンドリングの困難さから、やはりWifi化は必須と判断し、在庫していたXBeeを投入することにしたのだが、、、最新の設定アプリはmidi信号のBaudRateに対応しておらず、、、

結局は旧いWindows対応のアプリを使うことになった。
アドレス3927は、受け側なので、これをMidiMergerの入力のうち1chに接続する。通信帯は”C"に設定している。 対するアドレス3721は送信側で、これをCapyの出力にバッファを介して接続する。
注意すべき点は近接するXBeeとの混信を避けるために通信帯をDchに設定していることで、この変更を失念してしまうと通信が行えなくなってしまう。
パーツの実装密度を上げるために、個別に展開していたフォトカプラをDualTypeのものに変更した。

ブレッドボード上にXBeeを含めた入力系を集約しているが、ここにLEDで入力信号の確認を行う仕掛けを追加する予定。
