2023年02月07日

LaVoixski@オシレータの電源電圧について

ここ数回行ったライヴでは、全ての会場に於いてピッチを検出するディテクターの出力が不安定になる現象が発生している。 緊急措置でボディーアースを行った結果、なんとかトラブルを乗り切ったのだが、、、これはステージをとりまくノイズ環境の悪化を示唆している。

オシレータの電源電圧にはトラディショナルな発振回路の仕様としては低めの3.3Vを供給しているが、この電圧では環境に拡散されているノイズに対してマージンを稼げていないフシがある。

そこで、とりあえずの対抗処置として電源電圧を5Vまで昇圧しようと考えている。 その際に問題となってくるのがDACのアナログ電源とオシレータの電源を共有している点で、現在展開している3.3Vの電源ラインをそのまま5Vに乗り換えることは出来ない。

簡易にリプレイスを行う方法として、オシレータの電源に展開しているLCフィルタのLを撤廃して、オシレータにMCU側の5Vを直接供給する案がある。

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その際、分離された従来の3.3Vの電源ラインは、引き続きDACのVA専用として使用することが出来る。

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ただし、MCUは3.3V入力なので、デモジュレータ・アウトの信号ラインには分圧抵抗を追加することが必須となる。

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posted by Yasuski at 23:39| LaVoixski