2018年11月02日

VCOの稼働試験・その他

実験環境を構築したものの、期待していたFranklin/Butler型発振器は全く動かず、試作は失敗に終わった。

IMG_8761.JPG

で、全く期待していなかったColpits型発振器の方は両チャンネルとも難なく動作している。 観測された波形は綺麗なもので、出力される差分のクロックも安定していた。

IMG_8764.JPG

「謎パーツを実験材料にしたコルピッツ型オシレーター」がマトモに動いてしまう皮肉。



ただし全くの無問題というわけではなく、アンテナを接続した際の周波数ドリフトが大きいのと、シミュレーションで得られたよりも2倍の発振周波数のリザルトが出た。

周波数のドリフトは10kHz程だが、Vari-Capの変化幅では修正が追いつかないため、発振器のCの時定数を変更することになる。 

実験の結果から、アンテナの容量は大凡50から100pF程度と見るべきで、リファレンス側のオシレーターの時定数をこれに合わせて設定しなければならない。

やはり、14pinのDIPパッケージは差し替えられて便利なのと、代替品がたくさん見つかったので、しばらくはこのパーツを使って製作を行うことにしよう。

44933809_2099260133437767_1955522395397685248_n.jpg

THATSがピン互換の製品を作っていたのを知らなかったが、いろいろと試してみる価値はありそう。

WS001483.JPG

実際にはケースの影響によってアンテナ側の発振周波数の更なる変動が予想されるため、回路の動作を確認する実験環境とは別に楽器を模した試験環境を用意したほうが良さそうだ。

ID292基板(黄色)のスイッチ回路にバイアス電源を短絡してしまう重大なミスを発見。 おまけに、検証の過程で健全なアナログスイッチを2素子も破損するというマヌケをやらかす。 

IMG_8762.JPG

オシレーターが稼働しないというのも論外。

失敗が確定した黄色いID-292専用基板は、赤いAdd-On基板の動作試験を行うプラットフォームとして使用することにした。

セコい話だが、経費節約のため事前に黄色からオシレーター周りの部品を引剥して赤に再実装する予定。 高価なOpAmpICが勿体無いのでこれらも引剥して別の基板で再利用を行う。

基板を仮組みして試してみたが、スタックした状態でID-292への実装は出来なかった。 

AddOn基板をスタック出来るケースの条件はHammond/1455K以上の厚みが必要。

念のため同じ回路を搭載している基板をチェックしたが、これらの基板には修正が掛かっていたようで、短絡事故は発生しなかった。
posted by Yasuski at 06:31| LaVoixski