遣い勝手を悪く感じていた Chromatic Mode の初期設定を"HOLD"に変更した。

ノブを回すと最小値に設定される。

多項目にパラメータが分散していたので、設定の変更に予想外の手間が掛かってしまった。

Chromatic スケール変換時に変換誤差によって生じるノイズを軽減する手段として、pitchNoteにEMAを掛ける項目を追加しているが、、、

完全なノイズの抑制には至っていない。
追記:
その後、ChromaticModeにスケールの切替機構を導入した。

パラメータは、TRES mode で MUTE を選択したときにUpperEncoderにアサインされる。

単純にSwitchで設定したスケールを切り替える方式がメモリの破綻で頓挫したので、変則技としてクロマチックスケールの特定の音列配分にオフセットを付加する形で音程の関係にヴァリエーションを持たせることにした。
ただし、配列にはチューニングの必要があり、今後は効率的な切替機構の検討を行っていくことになる。
1nn を±シフトした場合は Cmaj スケールに、2nn の場合は音階が上下する妙な効果が得られる。
RAMの使用量を抑えつつ、それなりの処理速度が担保される手法として、16bitのバイナリに音階操作のデータを仕込んで、bitReadで音階をシフトするパターンを切り替える仕掛けを思い付いたのだが、実用になるかは判らない。
実際にコンパイルが通るコードを組めてはいるが、残念ながらRAM1のマネージメントが破綻して、実行は不可能だった。

RAM1の破綻はGUIの項目量との関連が強く、
経験上GUI側にダイエットを行えばなんとかRAM1の使用量を抑えることが出来るのだが、オマケ的な立ち位置の ChromaticMode にそこまでの優先順位は無いのが微妙なところではある。
追記2:
クロマチック音階を付与する際に発生していた変換ノイズの問題を解決することができた。

ノイズが発生していた原因は、通常モードに於いて
「データの不連続面」を補完する機構とクロマチックモードとのミスマッチにあったので、スケール化された出力を補完機構には入力せず、出力側とリプレイスすることで問題は回避された。
追記3:
オフセットを追加する関数を減算から加算に変更することで、スケールにヴァリエーションを持たせることが出来た。

なんとなく、ホールズワースっぽいフレーズ生成器になってしまった。
今回行った改変では、速いパッセージの演奏に対応するためにフィルタの設定を軽めにチューンしている。

撮影の過程で感じた遣い辛さから、結局 4Voiceと THRES 選択時に HoldTime にアクセスするようにパラメータの配分を変更し、他のケースには従来通り ScaleSelector の機能を持たせることにした。

画面中右位置の ChromaticMode 系の表示は、機能に準じてパラメータが切り替わるようにコードを書き換えている。



現状では新たに表示系を追加した途端に即RAMが破綻するのだが、今回は起動時に行っていたモデルのヴァージョンと製作者の表示を削除することでなんとか辻褄を合わせることが出来た
追記4:
ChromaticModeの起動時間をHoldにすると、THRESで設定した作動条件が無効になるバグをフィックスした。

追記5:
VolumeTune の頁に、パラメータ "ChromOn" を配分した。


これで、"ChromOn" の操作が可能な頁を、4 Voice を含めて2つに増やすことが出来た。

VolumeTune は実質 2 Voice mode の領域なので、

操作に混乱は生じなさそうだが、念の為にLEDの発色を機能の変更と連動させておいた。
posted by Yasuski at 12:51|
LaVoixski