秋月で入手した小型照光プッシュスイッチのRGB化を行った。
スイッチの動きが渋いが、なんとか形になっている。
素材の仕様はこんな感じで、、、

RGB_LEDのアノードコモンは、スイッチ端子の片方と接続している。

リターン・スプリングと端子の絶縁には、薄いプラスチックシートを円形に切ったものを使用した。 また、LED周辺の配線を保護するために、LED全体を瞬間接着剤でコーティングしている。 被覆線とのクリアランスを確保するためにボタンのクリアパーツにスリットを入れるなど、加工の行程が多くなってしまったのが反省点。
全体的に動作が渋く、配線材の選定を含めて改良の余地がある。

スイッチの動作はクローズドで”H"の正論理となるので、、、

現在プログラム側でクローズド"L"に設定している極性を変更しなければならない。

追記1:
チップLEDの対角線上の端子、”R/B”をオリジナルのLEDの脚に接続している。 ポリウレタン線の接続先はアノードコモンで、これはスイッチの片方の端子に接続する。 ボタンとの干渉が発生しないように、オリジナルLEDの脚に添わせる形で配線を行っている。

逆サイドの画像。 左側空き端子は”G”で、これからポリウレタン線を使ってボディー外側まで配線を引き出す。 引出し孔は、0.5φのドリルでスイッチ端子の外側に開ける。

バネと端子間の絶縁には熱収縮チューブを使用する。

破砕したLEDのレンズを見付けたので、これを適当に組み込んで完成。

破壊したLEDのレンズを使用して光源の拡散を目論んでみたものの、レンズの癖が出てしまっている。

レンズの効果で光源が収束していることが判るが、逆方向にレンズの配置を行うべきだったか。

2回めの試作で、製作行程のメソッドがほぼ確立した。 接点を浮かす微小バネを紛失して代替品を見繕う不要な手間が掛かったのが今回のマヌケ事案だった。 幸いバネの在庫を発見したので、これを半分に切って代用している。 結果、バネのレートが上がってプッシュ感が若干改善されたが、その為に毎回バネを交換することはないだろう。
今回は、電子工作的には造りが細かいだけで、それほどの技術を必要としない製作だった。 需要がありそうな物件だと思うのだが、何故かメーカーはこのようなアイテムを作ろうとしない。
追記2:
試作3個目。
勿体ないのだがLEDをバッサリと断首して”R”/”B”を接続する端子に加工する。

今回製作している試作品では、バネのストッパー兼絶縁体に半透明なウレタン樹脂からダイヤモンド・ホールソウを使って切出したパーツを試用している。

これが良い感じに点光源を拡散できているので、今後はこの方式を採用することにした。

レンズの代わりに、乳白色の半透明なウレタン板を加工して作ったパーツで光を拡散している。

光源がいい感じにボヤけている。

赤は特に輝度が高いので、光が拡散している様子が判り易い。
ハンダ付けによる端子の加熱で生じるLEDの断線事故を防ぐために、ボディーとの接点をエポキシ系接着剤で固めて、銅線の温度変化を緩やかにする対策を施している。

温度を管理した状態で予め端子に結線を行えば安全マージンが上昇するが、完璧を期する為にはLEDとの接続に融点の高いハンダを選択すべきかもしれない。
追記3:
試作1号機/2号機に、ウレタン・レンズを追加した。

試作2号機をバラしたところ、バネが消失するわLEDがモゲて仕舞うわで、代用バネの捜索とLEDの交換に小一時間も費やすことになった。

今回は、ボールペンから取り出したバネを半分に切って代替品とした。 オリジナルのLED端子はギリギリまでカットしないと、クリアランス不足でバネが固まってしまうことが判明している。
posted by Yasuski at 01:11|
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