2021年01月27日

DACのデータ転送クロックの最適化を行う

久しぶりにLaVoixskiの演奏をオーディオ・インターフェイス直結で録音したところ、出音が恐ろしくノイズっぽいことに気付いた。 

これは、DACへのデータ送信を行うサブルーチンでクロック幅を設定しているNOP命令を削り過ぎたことが怪しいと考えてNOPの量を2倍に増やしたところ、音質の改善が認められた。

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ただし、この改変の影響で波形EDITモードに入ってパラメーターを変化させた瞬間にシステムがフリーズするトラブルが発生してしまった。 これは、明らかに重タスクの影響と思われる。

対処法として、クロックのエッジ毎に送出されるデータの配置を変更して処理のバランスを取ったところ、運良くフリーズを解消することができた。

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posted by Yasuski at 22:37| LaVoixski

2021年01月26日

AM/PRC-6筐体専用のアンテナ・ユニットを製作する

AN/PRC-6のバックパネルの側面は幅が狭く微妙にRの掛かったスラントが付いているので、アンテナ基台となるTNCコネクタを取り付けるのには少々無理があるのだが、、、

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偶然見つけた自転車のパーツから、

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ユニット化したアンテナを本体から吊り下げる構造を思い付いた。

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ユニットの構造は25φ✕110mmのパイプの両端にTNCコネクタを配置し、パイプ側面からSMAコネクタを介して本体に接続する。

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自転車のパーツを流用したクランパーは、バックパネルのスリング固定用のネジを使って取り付ける。

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組立前の映像。 TNCコネクタには20φのシムを噛ませ、内径21φのパイプにイモネジの3点止めで固定した。 パイプ側面にはバルクヘッドタイプのSMAコネクターを配置する。

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円筒の側面はRの影響でコネクタの固定が難しい。 パイプ内部に発生したバリは、取り除かずにシムの代用とする形で活用した方がよいだろう。

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本体から吊り下げられたアンテナ・ユニット。

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信号はアングルの付いたSMAケーブルで引き回し、本体に接続する。
posted by Yasuski at 04:13| LaVoixski

2021年01月24日

AN/PRC-6のバックパネルにLaVoixskiを内装する(その2)

予想通り、孔の位置が微妙にズレて困惑した。 材の粘性が高いことも災いしているようだ。

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結局、Hammondケースのバックパネルに換気孔を空けた時に出た端切れをシム代わりに使って誤魔化すことにした。 デザイン上、これは正解。

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同様に、OLEDディスプレイの角穴の加工も失敗している。 ハンドニブラーを使用すると格段に作業効率がアップするのだが、パンチング板で考えなしに使用すると後戻りができなくなる。

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結局、薄いアルミ板を使ってサブフレームを造り、それをマウントする方法に落ち着いた。 薄板はWJの業務用受信機のジャンクから取得しているが、薄くて頑丈なうえに、加工が行い易い良い素材だった。

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パネルの位置関係はこんな感じになった。 オシレーターのチューニングを行うポット類との干渉が若干気になるが、この場所に折衷することにした。

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その後、パネルのRを大きくしたが少しやりすぎたかもしれない。

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アンテナとボディーの位置関係は、このように逆後退角のオフセットが掛かる。

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アンテナの間隔は1455K120と似たような感じで、1455N220よりもコンパクトにまとまっている。

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アンテナをユニット化して吊り下げる構造はデザイン及びTNCコネクタの取付けの確実性を追求した結果なので、

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性能上得られるメリットは使ってみないとわからないところがある。

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左手のアクセスがより容易になると思われるが、右手でスイッチを押す際にも本体のオフセットが有利に働きそうだ。

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TNCコネクタの取付けは先に使用した端切れをシムとして使用しているが、内径21φのパイプに20φのシムを挿入するために、イモネジによる3点止めを行っている。 残念ながら固定が甘い感じがしているので、この部分は改良の必要あり。

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ボディー側にノブやスイッチ類、コネクタを取付けたが、予想していたよりも制限がきつく配置が難しい。

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SMAコネクタはこの場所に仮設置したが、DAC基板との干渉が気になった。

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最終的には、DAC基板の設置場所を本体側に移行している。

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DAC基板の移動に伴い、Neutrikのパネルマウント基台をフロントパネルに設置した。 ボディー側にはHammondシリーズと同じく、USBコネクタを設置する予定。

posted by Yasuski at 16:19| LaVoixski

2021年01月20日

フロントパネルが届いたので、早速フィッティングを行った

角を丸めてAN/PRC-6のバックパネルに填め込んだ。「意地でも排気を行う」という決意が表明されたデザイン。

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水ペーパによる手磨きでは板表面の細かな傷を消すことが出来なかった。 明日は、サンダーを使って#240位の荒目なサイズのペーパーを使って磨いてみよう。

本来はニカジル処理された板を使いたいところなのだが、このサイズで転用できる素材を探すのが難しい。もちろん、表面処理を剥がしてしまう磨きは厳禁。

ギチギチに填まった板を引っ剥がすのにM3対応のトルクスドライバーを使ったところ、微妙に孔がひん曲がって仕舞った。 この素材は、想像していたよりも柔らいので注意が必要だ。

25φのパイプで作るアンテナ用コンパートメントは少し径が足らず、薄いシムを追加することになった。 マウンテンバイクのパーツから転用した取付金具がインチ仕様なのだろう。

スタンド金具はどうしても「締め」が甘くなるので、接着した方がよいだろう。

径が3φのパンチングは部品の配置には微妙で、辻褄合わせに苦労するかもしれない。
posted by Yasuski at 04:20| LaVoixski

2021年01月19日

HighSierra上でFTDI系のUSB/Serial変換器が動作不能になる問題

ほぼ丸一日を掛けてFTDIのドライバーがHighSierra上でロードされない問題を解決した。


つまりmonomeがその煽りを受けて全く動かなかったのだが、Appleのスカタンな出来のkextファイルの所為でコンフリクトが発生したうえに、OS上の他社製品を阻害する機能が働いてドライバが受け付けられないとう最悪の状態に陥っていた。

まずは、状況を整理していく。 とりあえず、USB端子に接続されている機器は認識されているようなのだが、、、

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ドライバのロードがOSによって拒否られているのが現状だ。

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FTDIのシリアル変換チップは多くの製品に使用されているので、事態は深刻である。 確かに検索をかけると、あれこれと試行錯誤をした記録が散見されるのだが、これといった決め手を探し出すことが出来なかった。

その中では、こちらの記事の他、この記事を参考にすることが出来た。

問題点は2つで、まず、Apple謹製のFTDI専用ドライバー AppleUSBSerial.kext の出来が最悪だということ。 このファイルが存在するフォルダは System/Library/Extension で、同じ場所には旧いFTDIのドライバが取り残されている。 まずはこれらを排除することから作業が始まる。

正常なkextの位置は、こちらのフォルダで、インストールされたkextのヴァージョンを確かめておく。

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もう一つの問題点は、他社製品のハンドリングを拒否するOSの仕様にあって、この機能を切らないと正常に働くヴァージョンのドライバを Terminal を使って読み込ませることが出来ない。

通常ドライバを手動で書き込もうとした場合、システム環境設定の Security & Privacy を開くとブロックされている旨の表示出るはずなのだが、今回のケースではこれが表示されないために一切の対処を行うことが出来ない。

作業はこの段階で躓いたのだが、解決法として以下の方法を試してみた。

まず、手作業で旧いファイルを取り除いた後、最新版のドライバーをインストールする。

次に、Terminalを開いて spctl --master-disable を実行し、アプリの実行を撥ねる機能の無効化を行う

cd /Library/Extensions で、フォルダを移動後に、kextload を使って強制的にドライバを読み込ませる

以上を実行した後、再起動を行ってドライバの読み込みを確認できた。

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今は音源を組み込める時代なので、そのうちUSBHost込みでスタンドアロンな楽器に改装したいところだ。BPMに合わせてパルスっぽい音を出すKYMAで造ったオブジェクトを再現したい。 やはりスタンドアロンの方が楽器っぽいというか、GAFAの横暴(苦笑)を見るにつけ、パソコン依存は不健全だと思うようになったということもある。

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だって、OSの思惑如何で、それなりに思い入れがある・場合によっては高価なハードウエアが一瞬のうちにゴミになってしまうのだ。 そんなの許せる訳がない。

ちなみに、最新型のMacbookに於いてもFTDI関連の問題はFIXされず、あろうことか更に悪化しているという話が流れてきた。
posted by Yasuski at 17:11| FTDI

2021年01月16日

AN/PRC-6のバックパネルにLaVoixskiを内装する

以前から気になっていた米軍のトランシーバーの裏蓋をようやく手に入れた。

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時代やOEM先によってボディーの色味が変わるようだ。 下のグリーンが強い個体は、NATOもしくは西独仕様と思われる。 Vietnum戦仕様では、前期が薄目の、後期が濃い目のオリーヴドラヴの配色で、偶にNATOっぽいグリーン味が勝ったものが存在する。

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トランシーバーの構成部品はこんな感じ。 今回の制作では、画像左上のバックパネルに相当する部品を使用する。

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スケールの勘所に乏しい自分はネット上の画像からイマイチ実感を得られなかったのだが、現代のモバイル機器の感覚からすると巨大なサイズの代物といえる。

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倉庫に眠っていたNOS品らしく、表面には薄っすらと埃が付着していた。

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今回はこれをLaVoixskiの外装に加工する。 側面が微妙にスラントしているキャストの形状は、アンテナコネクターの設置に問題が発生しそうなので、試行錯誤の結果、ユニット化したアンテナ・パーツを吊り下げることにした。

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アンテナ・ユニットの外装には25φのアルミパイプを使用する。これを自転車用ライトを固定するクリップを転用してケース裏に配置されたストラップ固定用のネジ穴を使って取り付ける。

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アンテナの配置はこんな感じになる。 ケースの裏側には角度がついているので、アンテナは本体に対して後退角30度程のオフセットが掛かる。

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手持ちの固定用パーツはあと1ペアしか在庫がないので、これに代わるパーツを探しているところ。

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本体に空けられたPTTスイッチ用の穴にネジを切り、AKG・SHUREのネジピッチコンバーターを転用したマイクスタンド用の基台を固定する。

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径が大きなタップ切りは手作業で垂直を出すのが難しい。 次回までに治具の導入を考えよう。

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出来ることならフロントパネルに全てを集約したいところだが、立体的にノブを配置したこちらのデザインの方が楽器の展開や操作性は良い。 ただしそれが、サービス性の悪化とトレードオフとなってしまうのが悩みどころだ。

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基板は暫定でこういった配置を考えている。 

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ゴチャゴチャと回路を弄り倒すのは主にアンテナ周りの調整を行う時なので、コネクタの脆弱性を考慮してU-FL系統のコネクタの再接続を行わないようにパネル上にSMAを展開する案が有力だが、SMA端子間の配線の取り回しがVolumeANTに与える影響は無視できない。

一方、音声出力のバランサーはパンチング孔からアクセスするためにデザイン上は目立つことがない。場所は基板の配置によって変化する。 同様に、オシレーターの調整孔もパンチング孔からアクセスすることになる。

実際には、補機類とのクリアランスの兼ね合いを考慮して、現物合わせで調整していくことになるだろう。
posted by Yasuski at 13:31| LaVoixski

2021年01月09日

ParadisAvalon専用MagneticPU中継器の製作

ParadisAvalonに搭載したKrivo/MicroPAFからの出力を中継するコンパートメントを製作した。

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Paradisのボディーに開けられている孔に、木製の中継器を填め込むデザイン。 素材はハンズで売っていた紫檀材の「木の手紙」。 ボディーの孔に合わせてシェイプを削り出して「枠」を造り、そこにピックアップの出力ラインを取り込み、中継器となるジャックを接続する。

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銅箔でシールドを施したコンパートメントに収容されているのはスイッチクラフト性のフォン・ジャックのみ。 信号の切り替えはジャックに内蔵されているスイッチを使う。

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プラグが接続されていない場合、ピックアップからの信号はギターのプリアンプに中継される。 (現時点でプリアンプ側の回路は未接続) 奇しくも、これで手持ちで唯一のパッシブ型のギターが完成した。

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中継器は孔に填め込んであるだけなので、例の青いネンドを使って軽く接着した方が良いかも知れない。
posted by Yasuski at 10:04| MusicalInstruments

2021年01月08日

Teensy4.1にPSRAMを実装する

基板の裏側にあるランドに容量8MBのPSRAMを2個取り付け、チェック用のプログラムを走らせた。

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無事16MBを認識している。 これで広大なバッファー領域を確保することが出来た。
posted by Yasuski at 08:16| Teensy

ParadisAvalonに、KrivoMicroPAFピックアップを装着する

このピックアップは高さが6mm程と非常に薄いのが特徴で、強力な磁力を持つネオジウム磁石を使うことによってロープロファイルを実現しているのだという。 弦とボディーのクリアランスが極端に小さいParadisAvalonにボディー加工無しでマグネティック・ピックアップを取付けるには薄いピックアップを選ぶしかないのだが、PAFを模した音質を実現していることを評価した。

当初は代理店経由で購入したこちらの仕様のピックアップを搭載しようとしたのだが、、、何故か1/2弦の音をまともに拾うことが出来ない。 

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音質はフェイズが反転したハーフトーンのような感じで、信号レベルが低いのに歪を伴っている点が謎だ。 このままでは使い物にならないので、1/6弦の方向を変えてみるも状況に変化はない。 

試行錯誤の結果、ピックアップを裏返した状態で正常っぽい状態の稼働を確認できたが、

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それでもどこか歪っぽい音質が気になった。 この薄さをもってしてもフロント位置へのマウントは叶わず、今回は折衷策でミドル・ポジションに固定している。 この位置にピックアップを配する利点はハーモニクスが拾える点で、音質面の不満を感じことない。


後日、ピックアップをフローティングさせて弦の上側からのセンシングをチェックしたところ、クリアランスを十分に取らないとまともに音を拾えないことが判明した。 感度が高すぎるのだろうか? あと、グランドが浮き気味なのか、盛大にノイズを発することがあった。 ピックアップのボディーを強く押さえるとノイズはひとまず収まったが、グランドラインの接触不良が疑われる。

実は、製造元のサイトにも微妙に違うヴァージョンのピックアップが在庫していたので、

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こちらも購入することにした。 同じメーカーの同じ銘柄の筈なのだが、露出しているポールピースが一列で外装にはロゴが入っている。

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で、何故か表側の配置でもトラブルは発生せず、正常に音を拾えているようだ。


本来このピックアップはシールド線をピックガードの下を通す設計なので、このままでは配線の取り回しが気になる。

試しに車載レーダーの取り回しに使ったクリップで

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線材を固定したが、ひとまずはこれで問題なさそうだ。 仮設置の現在はエンドピンに引っ掛けたジャックから音声を出力しているが、最終的にはギターの電装部にシールド線を引き込むことになるだろう。

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手造りピックアップは非常に個体差が大きい事がよく判る体験だった。
posted by Yasuski at 08:08| AudioElectronics