2016年02月27日

CFBの不調再び

ContinuumFingerboardが一切反応せず、ご臨終の模様。 

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OSXを雪豹にダウングレードした後にContinuumMonitorを起動して、センサーの状態を確かめてみたが、一切の反応が無い。

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最近、KYMA側から検知出来ない症状とか、電源経由で喰らったスパイクの影響で、他のFirewire機器を引き連れて接続が絶たれる傾向があったので、そろそろヤバイかな?と思った矢先の出来事であった。

OSX側から行ったFirewire機器としての認識や、DataのDumpは可能だったので、センサー系の不具合が発生していると思われるも、この段階では原因を特定できず。

修理に送るとまた税関と揉めるので、出来れば在宅で手当を行いたい。

で、故障原因の特定だが、兆候としてはCFBをKYMAと一緒に稼働させているときに、部屋の照明を落とすタイミングでFWの接続が断たれてKYMA毎落ちる、というのを数回経験している。 

これは、他の機器の電源をオンオフすることで発生するスパイク電流が、電源経由で悪さをしていたと予想されるが、蛍光灯如き低電源容量デバイスで発生するのは奇っ怪で、今流行っている「電解コンが死にました」案件である可能性が低くはないような感触がある。

で、、、USAに質問を投げた結果。

Hakenさんからのお便りで、「もう一度キャリブレやれ」とのお達しがあったので、CFB以外のFWチェインを外して、以下に示す手順でキャリブレを再度行ったところ、デバイスの復活を確認した。

1)電源投入後、側面のスイッチA/Bを10秒間押し続ける。スイッチを押した後、しばらくの間は緑と赤のLEDが同時にブリンクしている。

2)調整可能な状態になると、異なる間隔で赤い方が点滅を始める。

3)演奏面の上端をエッジにそって水平方向になぞっていく。そこそこ押し込んだ方が良いだろう。

4)同様に演奏面の下端をなぞる。

5)入力完了後、スイッチA/Bを一度に2秒間押す。ブリンクの間隔が変われば、作業完了。

6)作業後に、Continuum Monitor を使って、センサーの状態をモニターし、データのエラー(欠損や、不自然なセンシング状態)を確認。

要は、キャリブレーションデータが何故かスッ飛んでいたのが原因で、データを補填したことで動作を復活出来たということだろう。

検査の過程でデータ・ダンプを行っておいたが、案の定FlawListにS60番のセンサーがエントリーされていた。

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実態配線図で位置を確認しておいたので、後日コレを交換することになるが、

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流石に100本を超えるセンサーを取り外すのは億劫。暖かくなってから本腰を入れてリペアを行うかな。
posted by Yasuski at 00:05| MusicalInstruments

2016年02月22日

VJソフトの音声入力に8CHオーディオの信号を入力するメソッドの備忘録

理想はPC8台でプロジェクター8台を駆動する形なのだが、それは財政的に無理なので、シングルPCでどこまで多チャンネル入力に対応出来るか、その可能性を探っていく。

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VJソフト側では、音声入力をFFTして信号のピークを検出したものを映像の制御に反映させているのだが、入力信号は2chに制限されている。 

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この仕様に多チャンネルの信号を対応させる方法を考慮した結果、入力毎に周波数変換を行って帯域分割した信号を合成することを思いついた。

具体的な方法としては、遊んでいるCapybaraDSPを使用して、8chの入力信号の周波数変換と帯域分割の処理を行う。 要はヴォコーダーのような構造で入力信号のスペクトルを1/8に圧縮して、トラック毎に周波数のオフセットを掛けたものを、シングルchにミックスして送り込む形になる。

一方、受け側が信号をステレオで処理しているのかどうか仕様に怪しいところがあるので、この点を今一度精査しておく必要がある。 ざっと見た感じでは、モノミックスしたものをFFTしている雰囲気なので、送り側としてはシングルchに8ch分の帯域分割した信号を送り込むのが現実的だろう。

問題はレーテンシーで、遅延時間が50msを超えると画像との同期が外れて不自然になってしまうので、現実的にどのあたりまで処理時間を抑えられるか実験を行わなければならない。

実用面の観点から、Capybara側にはADAT信号を受けるハードウエアを増設すると、信号のやり取りが楽になりそうだ。

その後、Capyにスペアナを仕込む実験を行ってみたが、シフトした信号のファンダメンタルの扱いが判らず、作業は停滞状態となった。 次に思い付いた案は、ヴォコーダーの帯域分割方式を使って周波数をシフトする方法だったが、こちらもオブジェクトの仕様上パッチングを行う感覚で単純にエンベロープをシフトすることは難しいようで、実現にはなんらかのトリックが必要となる。

で、一日思い悩んだ結果、発想を転換して各入力を単なるトリガー/制御信号と割り切ることを思いついた。

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まず、8ch分の入力ソースを大雑把にフィルタリングしたものをEnvelopeFollowerに通して制御信号を取り出す。

次にホワイトノイズ源から中心周波数をオフセットしたフィルターで音声信号を切り出し、それを先に生成したEnvelopeFollowerのコントロール信号とVCAで出力を制御する。

オフセット値はご覧のように適当だが、巧くやれば均等にバラけた波形を生成できるはず。

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ちなみに、DSPステイタス的には楽勝な内容なので、Capyを制御信号生成専用で使うのはかなり勿体無い感じがする。

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DSPの消費が少ないので、各chの音量データをmidiに変換して出力する方がスマートかもしれない。 その場合は、chあたりに配置する複数のBPFに仕込む周波数帯を工夫して、スペクトルが推移する様を表現することを目指す。

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この状態で音声入力は全部死ぬけど出力は生き残るので、シンセ音源専用のデバイスとして使用するのもアリ。

以上の考察から、Capyを音源兼アナリシス用のデバイスとして現行システムに組入れるには、入出力のADAT化が必須となりそう。
posted by Yasuski at 04:04| Symbolic Sound Kyma

2016年02月11日

MountaiLionへOSをアップデートした

今年に入ってからは、マルチオーディオ演奏システムの改修・動作原理の復習を行っているところだが、そろそろフィジカルを含めたコントローラー系のリファインに入る時期かもしれない。

純正のiOSアプリはアップデートがなく、不満がある使い勝手が更新されていないので、Lemur等を使ったオリジナルのインターフェイスの整備を行うことになる。 

フィジカル系では、これも不満の多いRocktron/AllAccessの全面改装を行う予定だが、物理系(スイッチングシステム)の稼働試験が未了。 テスト用の治具開発から行うというのはちと精神的なハードルが高いが、改造物件を「バラしたまま放置」というパターンに陥る可能性があるために、作業開始を思いきれない状態が続く。

一方、音楽用の基幹ラップトップのHDDを専有する400GBもの不可視読性ファイルの所為でいろいろと不便が出てきそうなので、(枯れた技術好きでない人らにとっては何を今更な感があるだろうが)思い切ってOSを MountaiLion にアップした。

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とりあえず、メインの音楽アプリは動かせたが、今日から他のアプリとの互換性を確かめていく予定。

で、Timelineを走らせてみたのだが、Kyma側のコンパイラには何の変更もないはずなのに、何故かDSPの消費がMax値を超える状況に陥った。 

仕方が無いので、先の改修で行った逆転再生のテクニックを使って、再生系に無駄な構造が残っていた”プレイバックE”にダイエットを行った結果、ナントカ消費を95%以下に抑えることが出来た。

MountaiLionにOSをアップデートした結果、Youtube用のLiveStreamingアプリを走らせることが出来るようになった。

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ついでにResolumeArenaの実験を行っている。

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現時点でこのアプリのFFT入力は2chなのだが、8chの入力が可能になれば、面白いことが出来るかもしれない。

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blogの右サイドにリンクを埋め込んだのを聞いているが、Ustreamよりも明らかに音の分解能が上。 音声圧縮のコーデックが違うのだろう。

posted by Yasuski at 23:56| Symbolic Sound Kyma

2016年02月09日

録音時間→BPM換算型マスターループ生成オブジェクトの改良

TapTempoスイッチを長押して短いループを録音出来るトラックの、テンポを算出して他のトラックを同期させる機能の改良を行う。

まず、改良前のシステム上でプレイバックした状態を数時間放置する実験を行ったところ、マスターループの同期が外れることを確認した。これは、予想された現象ではあるが、要は端数で切り捨てたBPMデータが蓄積されて、同期ポイントがズレることが原因。

解決策は簡単で、テンポ確定後に最初に録音したループ再生オブジェクトにテンポ算出機構から出力される強制同期信号を追加するだけ。

同期信号のパルス幅は1ms以下なので、人間の感覚では気になるレベルではない。

ついでに、改良したマスターループ生成オブジェクトのプレイバックに、逆転再生機能を追加した。

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FrequencyのParameterFieldに負の値を入力することで、再生ピッチは逆転方向となる。

VCSのダイエットを行った結果、パラメーターの追加が可能になったので、逆転再生機能をPlayback"C"チャンネルにも追加しておいた。
posted by Yasuski at 21:27| Symbolic Sound Kyma

2016年02月06日

VCSの非表示について

KYMAのオブジェクトにVCS表示をさせない機能が追加されていたので実験してみたところ、5%程ではあるがDSPの消費を抑えることが出来た。

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Panningの表示など、実用上あまり実装する意義が無さそうなパラメーターを削ることで、音声処理をはじめ余裕ができる可能性があるので、非表示の幅を広げてみるのも一案か。

その後、表示専用に配置していた不要なVCSを撤去し、PanningControlの波形を三角波からノコギリ波に変更して実験を行った。 懸念していた不連続面のクリックは確認されていない。 

KymaのPanは-1.0から+1.0の間で360度の定位をコントロールするが、VCSで定位を表示していた時は-1.0と+1.0(定位は同じ)の数値を乗換える過程でクリックノイズが発生していた。

この現象を回避するために、PanControlに出力数値が極大・極小値で折り返す三角波を使用していたが、今回はこれを変化の方向が変わらないノコギリ波に変更している。
posted by Yasuski at 09:24| Symbolic Sound Kyma

2016年02月04日

本日の改修ポイント

ランダム・サンプル再生系に設置した、乱数発生オブジェクトのパラメーター選択のルールを、録音時間準拠に改訂した。

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現状では、フルスケール120秒を30秒単位で区切って、パラメーターの数列選択の幅を可変しているが、今後は区切りを細かくした結果発生するランダム再生パターンのチューニングを行っていく予定。
posted by Yasuski at 00:32| Symbolic Sound Kyma